2010年09月07日
La! Bunko日記‐7

毎日たくさんの方が来て下さいます。
みなさん楽しんで下さっておられるようでうれしいです!

それでは本日も文庫セレクターの方々を紹介してまいります。
まさやんさん
パーソナリティ・DJ。1973年生まれ。96年からテレビ・ラジオのパーソナリティ
として活動。本と音楽と旅とサッカーと酒が大好きな、男。
男どき女どき/向田邦子
この本の中に「ゆでたまご」という2ページちょっとのエッセイが収められています。どんなお話なのか分かっているのに、僕はいつ読んでもグッときます。向田さんらしい、温かくて優しい1冊です。
コーダ・ヨーコさん
大江のアトリエを拠点に活動するイラストレーター。
熊日スパイス*spiceに絵描きのエッセー連載中。www.artchannel.jp
蜘蛛の糸
美しい映像がイメージできる美しい物語が好きです。「極楽」と「地獄」の対照的な空気感と、その二つの空間の距離感が好き。芥川龍之介作品は、色や温度や匂いまでもイメージできる。本人もかっこいい。
gajuさん
造形作家。錆びた物や人・空気を愛する造形作家。直線と真っ白が嫌い。
自作のオブジェで空間を作りたがる。特技は酔いしれ上手なこと。
グレープフルーツ・ジュース/オノ・ヨーコ
はい!これすごく良いんだよ。あげる!って、写真家森賢一氏から頂いた。最後のページには「この本を燃やしなさい」と…。1ページ1ページが、大切な人や自分の姿が浮かびあがり、心に浸透する。
長崎健一さん
明治22年創業の老舗書店の四代目。「熊本で最も愛される本屋」を目指し、ス
タッフ共々奮闘中。「寅さん」をこよなく愛するアラサー男子である。
きけわだつみのこえ 日本戦没学生の手記
/日本戦没学生記念会 編
太平洋戦争において儚く散った「戦没学生」の手記・日記を抜粋したこの本からは、「もっと勉強したい」「もっと生きていたい」という、戦没学生の心の奥底からの声が聞こえてきます。立ち止まって考える大切さ・一歩踏み出す勇気を与えてくれる一冊です。
葉山耕司さん
飲食店経営。サックス奏者。ストリートアートプレックス実行委員。
自然と人生/徳富蘆花
口語としての日本語がいきいきと新しく感じられ、今に比してどれほど「ことばの訓練」を日常的につんでいたのだろうかと想像するに、漢語(漢詩)などの幅広い「学問」としての素養が深く根をおろしていると気づかされる。万人が読むべき美しい日本語。
いけだちかおさん
社会冒険家。大学卒業後日本一周、世界約40ヶ国を旅する。2006年合同会
社ちかけん設立。おまつり「みずあかり」のデザイン・企画監修を務める。
ポケットに名言を/寺山修司
昔の人は感性豊かです。星と星を繋ぎそれを星座と呼んだりしました。時間と豊かさと遊び心に溢れてました。彼の言葉の羅列はそんな星座のようです。その星座に触れるとあたかも時間と豊かさと遊び心を手にしたかのような気持ちになれます。
小野史修さん
熊本朝日放送勤務。生まれも育ちも小倉なのに熊本のまちづくりの活動に関わ
ってたり、ウェブTV「くまもとまち×ひとチャンネル」の発案者だったりする。
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン
/リリー・フランキー
こんなに涙を流して本を読んだことがなかった。主人公の「ボク」と重なる。女手一つで4人の子を育ててくれた母親に、いつか立派になってからお返ししようと思ってた。でも、今「ありがとう」と口にしてちゃんと伝えることが大事である。
園田博士さん
販売/仕入。kippleland勤務。三児の父。熊本に暮らす人達に作り手の魂の
こもった洋服を紹介する為に日々奮闘中。
1973年のピンボール/村上春樹
本を読むという行為。活字を読む楽しさにハマるきっかけになった本であり作者です。読後以降、色々な本を読むきっかけをいただいた出会いの一冊です。
荒木洋子さん
gallery経営。1996年のオープン以来、通年月一回のペースでジャンルを問
わず企画を企てている。
向田邦子の青春/向田和子
あこがれの人である、向田邦子の妹である人が客観的に姉を語っている。とうに向田邦子の年を越したが魅力的な女性とは…。未だ宿題が残る。是非、若い女性に読んでいただきたい。
藤田俊哉
ロアッソ熊本MF/28。日本代表経験のあるプレーヤー。2009年シーズンより
ロアッソ熊本でプレーし、現在Jリーグ選手会長も務めている。
アンネの日記/アンネ・フランク
オランダでのプレー時代にアンネが暮らしていたアムステルダムの隠れ家を見学して、平和の尊さを改めて考えるきっかけになった一冊です。
※文集文庫「アンネの日記」は現在表紙が新装されており、写真と実物と外観が異なります。
米谷明香さん
言葉+アルファベット。カリグラフィーをしています。
コルシア書店の仲間たち/須賀敦子
静かに、深く、強く。彼女の本を読む毎に、そうありたいと思う。離れてしまうこと、でもそれは失うことではなくて。「人生ほど、生きる疲れを癒してくれるものは、ない」。冒頭に引用された詩を深く感じる。
田尻久子さん
自営業。orange・橙書店店主。
ことばの食卓/武田百合子
百合子さんは凛として美しい。その文章も同様である。きっぱりとしているのに、余韻がある。この本が特に好きなのは食べものの記憶だから。食べる時と同じく、五感すべてを使って呼んでいる気がする。
パーソナリティ・DJ。1973年生まれ。96年からテレビ・ラジオのパーソナリティ
として活動。本と音楽と旅とサッカーと酒が大好きな、男。

この本の中に「ゆでたまご」という2ページちょっとのエッセイが収められています。どんなお話なのか分かっているのに、僕はいつ読んでもグッときます。向田さんらしい、温かくて優しい1冊です。
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コーダ・ヨーコさん
大江のアトリエを拠点に活動するイラストレーター。
熊日スパイス*spiceに絵描きのエッセー連載中。www.artchannel.jp

美しい映像がイメージできる美しい物語が好きです。「極楽」と「地獄」の対照的な空気感と、その二つの空間の距離感が好き。芥川龍之介作品は、色や温度や匂いまでもイメージできる。本人もかっこいい。
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gajuさん
造形作家。錆びた物や人・空気を愛する造形作家。直線と真っ白が嫌い。
自作のオブジェで空間を作りたがる。特技は酔いしれ上手なこと。

はい!これすごく良いんだよ。あげる!って、写真家森賢一氏から頂いた。最後のページには「この本を燃やしなさい」と…。1ページ1ページが、大切な人や自分の姿が浮かびあがり、心に浸透する。
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長崎健一さん
明治22年創業の老舗書店の四代目。「熊本で最も愛される本屋」を目指し、ス
タッフ共々奮闘中。「寅さん」をこよなく愛するアラサー男子である。

/日本戦没学生記念会 編
太平洋戦争において儚く散った「戦没学生」の手記・日記を抜粋したこの本からは、「もっと勉強したい」「もっと生きていたい」という、戦没学生の心の奥底からの声が聞こえてきます。立ち止まって考える大切さ・一歩踏み出す勇気を与えてくれる一冊です。
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葉山耕司さん
飲食店経営。サックス奏者。ストリートアートプレックス実行委員。

口語としての日本語がいきいきと新しく感じられ、今に比してどれほど「ことばの訓練」を日常的につんでいたのだろうかと想像するに、漢語(漢詩)などの幅広い「学問」としての素養が深く根をおろしていると気づかされる。万人が読むべき美しい日本語。
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いけだちかおさん
社会冒険家。大学卒業後日本一周、世界約40ヶ国を旅する。2006年合同会
社ちかけん設立。おまつり「みずあかり」のデザイン・企画監修を務める。

昔の人は感性豊かです。星と星を繋ぎそれを星座と呼んだりしました。時間と豊かさと遊び心に溢れてました。彼の言葉の羅列はそんな星座のようです。その星座に触れるとあたかも時間と豊かさと遊び心を手にしたかのような気持ちになれます。
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小野史修さん
熊本朝日放送勤務。生まれも育ちも小倉なのに熊本のまちづくりの活動に関わ
ってたり、ウェブTV「くまもとまち×ひとチャンネル」の発案者だったりする。

/リリー・フランキー
こんなに涙を流して本を読んだことがなかった。主人公の「ボク」と重なる。女手一つで4人の子を育ててくれた母親に、いつか立派になってからお返ししようと思ってた。でも、今「ありがとう」と口にしてちゃんと伝えることが大事である。
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園田博士さん
販売/仕入。kippleland勤務。三児の父。熊本に暮らす人達に作り手の魂の
こもった洋服を紹介する為に日々奮闘中。

本を読むという行為。活字を読む楽しさにハマるきっかけになった本であり作者です。読後以降、色々な本を読むきっかけをいただいた出会いの一冊です。
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荒木洋子さん
gallery経営。1996年のオープン以来、通年月一回のペースでジャンルを問
わず企画を企てている。

あこがれの人である、向田邦子の妹である人が客観的に姉を語っている。とうに向田邦子の年を越したが魅力的な女性とは…。未だ宿題が残る。是非、若い女性に読んでいただきたい。
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藤田俊哉
ロアッソ熊本MF/28。日本代表経験のあるプレーヤー。2009年シーズンより
ロアッソ熊本でプレーし、現在Jリーグ選手会長も務めている。

オランダでのプレー時代にアンネが暮らしていたアムステルダムの隠れ家を見学して、平和の尊さを改めて考えるきっかけになった一冊です。
※文集文庫「アンネの日記」は現在表紙が新装されており、写真と実物と外観が異なります。
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米谷明香さん
言葉+アルファベット。カリグラフィーをしています。

静かに、深く、強く。彼女の本を読む毎に、そうありたいと思う。離れてしまうこと、でもそれは失うことではなくて。「人生ほど、生きる疲れを癒してくれるものは、ない」。冒頭に引用された詩を深く感じる。
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田尻久子さん
自営業。orange・橙書店店主。

百合子さんは凛として美しい。その文章も同様である。きっぱりとしているのに、余韻がある。この本が特に好きなのは食べものの記憶だから。食べる時と同じく、五感すべてを使って呼んでいる気がする。