2013年11月27日
気になる新刊

幕末明治以降の近代化の過程でつくられた建物や機械などのうち、現在まで残っているものである「近代化遺産」、熊本県内にもたくさんあります。本書では熊本市と上益城・宇城地域の45の近代化遺産が、歴史的背景とともに多数のカラー写真で紹介されています。具体的には、明治三大築港のひとつといわれる三角港や五高本館をはじめ、銀行、裁判所、写真所、銅山、鉄道、長崎書店のルーツでもある長崎次郎書店などなどが紹介されています。ぜひご覧になってみてください!
下巻は後日発売予定です(下巻では、荒尾・玉名地域、山鹿・菊池地域、阿蘇地域、芦北・水俣地域、天草地域から69の近代化遺産が紹介されます)。
熊本の近代化遺産 上/熊本産業遺産研究会、熊本まちなみトラスト(編)/弦書房/1995円
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2013年11月24日
【再告知】 若松英輔さんトークイベント
2013年11月19日
気になる新刊

喫茶店の中でもお酒類を出さないお店が「純喫茶」だと聞いたことがありますが、実際には何をもって純喫茶と呼ぶのか、本書によると定説はないのだそうです。みなさん純喫茶はお好きですか?
本書は、北海道から沖縄まで、純喫茶をこよなく愛する著者・山之内遼さんが実際に訪れてきた想い出の純喫茶110軒のことが写真つきで綴られています。熊本からも
〇純喫茶 シグナル(通町筋)
〇珈琲 アロー(花畑町)
〇喫茶 大地(新町)
の3軒が紹介されています。
本書について山之内さんがガイドブックでも研究書でもなく現在進行形の物語だと書かれていらっしゃる通り、純喫茶の生きた魅力が伝わってくる本です。
合間にはさめられている6つの純喫茶コラム(“純喫茶”って何ですか?/純喫茶の見つけ方/ ジャンルで見る純喫茶/ 比べてみました 純喫茶ランキング/純喫茶の歴史/ 純喫茶用語集)も面白いですので、ぜひ読んでみてください!
47都道府県の純喫茶 愛すべき110軒の記録と記憶/山之内遼/実業之日本社/1575円
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