みなさま、こんにちは。本日もLa!Bunkoの文庫セレクターの方々と選んで頂いた文庫をご紹介いたします。

◇立石和也さん◇

ＶＦＸ（映像の視覚効果）。株式会社レドットの代表です。
立石和也さんのオススメ　　遠い太鼓／村上春樹／講談社文庫／￥840

この本へのコメント　　1990年に刊行された村上春樹の旅行記。仕事に追われて、疲れているときに友人から貰った一冊。何気ない、メモ書きのような文ですが、頭に情景が浮かんできます。疲れません。　
文庫本への想い　　本はリラックスできますね。

◇遠山昇司さん◇

映画監督・プロデューサー。天草を舞台にした映画『NOT LONG AT NIGHT』（第25回東京国際映画祭正式出品作品）の監督。
遠山昇司さんのオススメ　　阿修羅ガール／舞城王太郎／新潮文庫／￥580

この本へのコメント　　「減るもんじゃねーだろとか言われたのでとりあえずやってみたらちゃんと減った。私の自尊心。返せ。」何がいいって、この冒頭の一文。これだけあればいい。アイプリティファッキンファーフロムOK。
その他のおすすめ文庫　　高慢と偏見／ジェーン・オースティン／河出文庫／￥968　フラジャイル／松岡正剛／ちくま学芸文庫／￥1,470　
　

◇轟多郎さん◇

グラフィックデザイナー。
轟多郎さんのオススメ　　この国のかたち＜全6巻＞／司馬遼太郎／文春文庫／各￥530


この本へのコメント　　この国の、いろいろなジャンルに亘り、判りやすく話し聞かせてくれるひとつひとつの事柄を、パズルかパッチワークのように組み合わせながら、自分のこと、自分の国のことをゆっくりと考えてみたい、と思いました。

◇長崎書店店長・長﨑健一◇

明治22年創業の老舗書店の４代目。書店の未来と可能性を日々考え、模索しています。
店長のオススメ　　小津安二郎先生の思い出／笠智衆／朝日文庫／￥525


この本へのコメント　　幼少の頃から大好きな映画「男はつらいよ」の中で、お気に入りの登場人物が笠智衆さん演じる御前様でした。熊本出身の名優が朴訥として穏やかに語る、小津監督の思い出と古き良き「シャシン」の話。貴重な一冊です。
　

まだまだよろしくお願い致します！