2012年09月06日
気になる新刊
こんにちは、スタッフの児玉です。気になる新刊を紹介します。
小熊英二さんの本の特徴は、読みやすさにあると思います。戦後史を扱った『<民主>と<愛国>』や『1968』など、決して易しくないテーマに加え1000頁前後もある大部の著作ですら広く読まれているのも、おそらく読みやすさ、理解のしやすさがひとつの理由になっている思います。このたび出版された『社会を変えるには』も、新書としてはかなり厚い500頁を超える本ですが、社会運動の歴史と意味について書かれており、そしてやはり読みやすい本です。本書の「はじめに」の冒頭の文章です。
<社会を変えたい、と思う人は多いでしょう。しかし、実際には変えられるとは思えない。そもそもどうしたら「社会を変える」ことになるのかわからない。選挙で投票しても、自分が政治家に当選しても、それで変えられるのだろうか。そう感じている人は多いのではないでしょうか。>
戦後、社会はどのように変わってきたのか、そしてこれから社会を変えるということがどういうことなのか、どうすればいいのか、たとえ今抱いている疑問が漠然としていても、それを整理し、これからどう動けばよいのか考えるための手助けとなってくれる1冊です。
社会を変えるには/小熊英二/講談社現代新書/1365円

小熊英二さんの本の特徴は、読みやすさにあると思います。戦後史を扱った『<民主>と<愛国>』や『1968』など、決して易しくないテーマに加え1000頁前後もある大部の著作ですら広く読まれているのも、おそらく読みやすさ、理解のしやすさがひとつの理由になっている思います。このたび出版された『社会を変えるには』も、新書としてはかなり厚い500頁を超える本ですが、社会運動の歴史と意味について書かれており、そしてやはり読みやすい本です。本書の「はじめに」の冒頭の文章です。
<社会を変えたい、と思う人は多いでしょう。しかし、実際には変えられるとは思えない。そもそもどうしたら「社会を変える」ことになるのかわからない。選挙で投票しても、自分が政治家に当選しても、それで変えられるのだろうか。そう感じている人は多いのではないでしょうか。>
戦後、社会はどのように変わってきたのか、そしてこれから社会を変えるということがどういうことなのか、どうすればいいのか、たとえ今抱いている疑問が漠然としていても、それを整理し、これからどう動けばよいのか考えるための手助けとなってくれる1冊です。
社会を変えるには/小熊英二/講談社現代新書/1365円

故郷の本箱 上林曉傑作随筆集/上林曉 著・山本善行 撰・装丁 櫻井 久/夏葉社/2310円
本日はここまで。
この記事へのコメント
Posted by 水虫 at 2012年09月07日 13:30
>水虫さん
コメントありがとうございます。
これからもがんばらせていただきます。
よろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
これからもがんばらせていただきます。
よろしくお願いいたします。
Posted by ながしょ
at 2012年09月09日 19:31

いつも楽しく学ばせて頂いております!
社会を変えるには・・・
すごくよさそうな本ですね。
確かにどうしたらいいのかわからない・・・
非常に興味あります。
買って読んでみます!
これからも、貴重なレビュー楽しみにしています。