2012年01月28日
道をひらく

出版年月 : 1968年5月
ISBNコード : 978-4-569-53407-7
(4-569-53407-4)
税込価格 : 914円
自分には自分に与えられた道がある。
こんにちは。スタッフの石川です。
今日、ご紹介するのは「道をひらく」という本です。
私が買った本は2007年のものだったのですが、この時点で165刷となっておりました。初版発行が1968年ですので44年もの間読み継がれてきた本ということになります。
読んでみて感じたことは、時代的な言葉の古さはあるものの、その根底に流れる真理というのは変わらないものなんだなぁということを感じました。
いくつかの言葉をご紹介いたします。
素直に生きること。謙虚であること。違いを楽しむこと。
どれも当たり前のようで実践がとても難しいことです。
私たちは素直に生きているようでも、「しなくてはならないと頭で考えていること」や自分の中のものさしで価値をはかったりしてしまいがちです。
謙虚であるということは、わからないことをわからないと素直に認めることができること。
わからないということは、これからわかりはじめる素晴らしいスタート地点に立っているのだと思います。
わかっているつもりのときは、そのスタート地点にさえ立てていません。
そしてわかりはじめるときに生まれるのは、わかる喜びと、教えてもらえる感謝です。
喜びと感謝は最高の感情だと思います。
違いを認め楽しむこと。いろんな人がいるから、いろいろな物語が生まれ、私たちは楽しむことができます。
欠点は欠けているところではなくて、その人だけの個性であり、宝物です。
コミックの名作と呼ばれるスラムダンクは、連載が終わって長い時間が経ちますが、今もなお読み継がれています。
その物語、登場人物の魅力を作るときの秘密を著者の井上さんはこんなふうに答えています。
登場人物すべてに何かひとつ欠点を作ること。
だからこそ、補い合うこと、助け合うことができて、物語は命を持って、たくさんの人の心をつかむことができたのだと思います。
私も欠点だらけなので、そんな自分が嫌だなぁと思うことがよくあります。
でも、それも個性であり、私と私の周りの物語を盛り上げてくれる宝物であるのかもしれないと思います。
欠点を開き直るということではなくて、こんな自分であっても落第点ではないんだ、と認めてあげること。
そうすることで、自分で欠点に見えていたところは、人から見て「素敵ね」と言われる個性に変わっているのかもしれません。
同じように、誰かの個性を見て、欠点ではなくて「素敵ね」と言ってあげられるようになりたいです。
いろいろな人がいてくれて、こうやって何かを伝えることができて幸せです。
あなたが存在していてくれてありがとう。
今日も幸せな一日になりますように。
今日、ご紹介するのは「道をひらく」という本です。
私が買った本は2007年のものだったのですが、この時点で165刷となっておりました。初版発行が1968年ですので44年もの間読み継がれてきた本ということになります。
読んでみて感じたことは、時代的な言葉の古さはあるものの、その根底に流れる真理というのは変わらないものなんだなぁということを感じました。
いくつかの言葉をご紹介いたします。
素直さを失ったとき、逆境は卑屈を生み、順境は自惚を生む。
逆境、順境そのいずれをも問わぬ。それはそのときのその人に与えられた一つの運命である。
ただその境涯に素直に生きるのがよい。
いくつになってもわからないのが人生というものである。世の中というものである。
それなら手さぐりで歩むほか道はあるまい。わからない人生を、わかったようなつもりで歩むことほど危険なことはない。
わからない世の中を、みんなに教えられ、みんなに手を引かれつつ、一歩一歩踏みしめて行くことである。
謙虚に、そして真剣に。おたがいに人生を手さぐりのつもりで歩んでゆきたいものである。
いろいろの花があってよかった。さまざまの木があってよかった。たくさんの鳥があってよかった。
自然の理のありがたさである。人もまたさまざま。さまざまの人があればこそ、ゆたかな働きも生み出されてくる。
自分と他人とは、頭もちがえば気性もちがう。好みもちがう。それでよいのである。
ちがうことをなげくよりも、そのちがうことのなかに無限の妙味を感じたい。無限のゆたかさを感じたい。
そして、人それぞれに力をつくし、人それぞれに助け合いたい。
いろいろの人があってよかった。さまざまの人があってよかった。
(本文より)
素直に生きること。謙虚であること。違いを楽しむこと。
どれも当たり前のようで実践がとても難しいことです。
私たちは素直に生きているようでも、「しなくてはならないと頭で考えていること」や自分の中のものさしで価値をはかったりしてしまいがちです。
謙虚であるということは、わからないことをわからないと素直に認めることができること。
わからないということは、これからわかりはじめる素晴らしいスタート地点に立っているのだと思います。
わかっているつもりのときは、そのスタート地点にさえ立てていません。
そしてわかりはじめるときに生まれるのは、わかる喜びと、教えてもらえる感謝です。
喜びと感謝は最高の感情だと思います。
違いを認め楽しむこと。いろんな人がいるから、いろいろな物語が生まれ、私たちは楽しむことができます。
欠点は欠けているところではなくて、その人だけの個性であり、宝物です。
コミックの名作と呼ばれるスラムダンクは、連載が終わって長い時間が経ちますが、今もなお読み継がれています。
その物語、登場人物の魅力を作るときの秘密を著者の井上さんはこんなふうに答えています。
登場人物すべてに何かひとつ欠点を作ること。
だからこそ、補い合うこと、助け合うことができて、物語は命を持って、たくさんの人の心をつかむことができたのだと思います。
私も欠点だらけなので、そんな自分が嫌だなぁと思うことがよくあります。
でも、それも個性であり、私と私の周りの物語を盛り上げてくれる宝物であるのかもしれないと思います。
欠点を開き直るということではなくて、こんな自分であっても落第点ではないんだ、と認めてあげること。
そうすることで、自分で欠点に見えていたところは、人から見て「素敵ね」と言われる個性に変わっているのかもしれません。
同じように、誰かの個性を見て、欠点ではなくて「素敵ね」と言ってあげられるようになりたいです。
いろいろな人がいてくれて、こうやって何かを伝えることができて幸せです。
あなたが存在していてくれてありがとう。
今日も幸せな一日になりますように。