2011年04月07日
海を見たことがなかった少年

ル・クレジオ/〔著〕 豊崎光一/訳 佐藤領時/訳
出版社名 : 集英社
出版年月 : 1995年6月
ISBNコード : 978-4-08-760268-5
(4-08-760268-0)
税込価格 : 570円
東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県のある病院で先日男の子が生まれ、
浬(かいり)ちゃんと名付けられたというニュースを最近目にしました。
「困難を乗り越え、海を愛する子になってほしい」
ご夫妻はそんな願いを込めて命名されたのだそうです。
男の子のお父さんは、今回の震災で母親を亡くされ
自宅は津波に飲み込まれてしまったのだそうです。
死者数と行方不明者数が日ごとに増えていく中、
このニュースで私は、被災されたご夫妻と浬ちゃんに
かえって励まされる思いがしたものです。
今回紹介するル・クレジオの
『海を見たことがなかった少年 モンドほか子供たちの物語』は、
全て少年少女が主人公の8つの短編集です。
どの話の主人公も、自然に深く憧れ、共鳴し、愛情を抱いています。
海、山、川、空、太陽、風…
しかし子供たちはただ無邪気に自然と戯れるだけではなく
不安を掻き立てられたりもするし、
自然が言葉にできないほどの大きな存在であることを「知って」います。
今回の震災で私たちは、改めて自然の力を目の当たりにしました。
これからも自然の力を前になすすべもない状況は生まれることでしょう。
しかしながらやはり自然はどこまでも美しく
私たちは共存していく道を選んでいかなければなりません。
「海を見たことがなかった少年」の子供たちのように
くもりのない目で自然を見つめることができれば
人と自然は素晴らしい関係を築けると思います。
このニュースで私は、被災されたご夫妻と浬ちゃんに
かえって励まされる思いがしたものです。
今回紹介するル・クレジオの
『海を見たことがなかった少年 モンドほか子供たちの物語』は、
全て少年少女が主人公の8つの短編集です。
どの話の主人公も、自然に深く憧れ、共鳴し、愛情を抱いています。
海、山、川、空、太陽、風…
しかし子供たちはただ無邪気に自然と戯れるだけではなく
不安を掻き立てられたりもするし、
自然が言葉にできないほどの大きな存在であることを「知って」います。
今回の震災で私たちは、改めて自然の力を目の当たりにしました。
これからも自然の力を前になすすべもない状況は生まれることでしょう。
しかしながらやはり自然はどこまでも美しく
私たちは共存していく道を選んでいかなければなりません。
「海を見たことがなかった少年」の子供たちのように
くもりのない目で自然を見つめることができれば
人と自然は素晴らしい関係を築けると思います。