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こんにちは、「ながしょ」こと店長の長崎です。
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2011年01月22日

アインシュタイン150の言葉

アインシュタイン150の言葉アインシュタイン/〔著〕 ジェリー・メイヤー/編 ジョン・P・ホームズ/編 ディスカヴァー21編集部


出版社名 ディスカヴァー・トゥエンティワン
出版年月 1997年4月
ISBNコード 978-4-924751-58-3
(4-924751-58-8)
税込価格 1,260円
頁数・縦 118P 19cm





わたしは天才ではない。
ただ、人より長くひとつのこととつき合ってきただけだ。

アルバート・アインシュタインは、
ご存知の通り、20世紀で最も優れた科学者です。
彼の素晴らしい想像力は、
わたしたちの宇宙観をすっかり変えてしまいました。
彼は、その個性、ユーモアのセンス、
卓越した人間性によっても、
世界的に有名でした。
また彼は、数学や物理学だけではなく、
人生そのものに、飽くことのない好奇心をもっていました。
彼の、自然や世界に対する観察や意見は、
洞察力と機知、知恵に満ちています。
彼の言葉を読むことで、
わたしたちは自分自身を
ユニークな視点から見直すことができるでしょう。
彼は、わたしたちが何者なのか、
そして何者になりうるかを
教えてくれているのです。
(本文より)



こんにちは。スタッフのIです。

今日、ご紹介するのは、「アインシュタイン150の言葉」という本です。

アインシュタインの好奇心と想像力は、科学の分野だけではなく、人生について、真理について、神についてまで、幅広く、私は大好きです。

アカンベーをしたあの有名な写真のユーモアがまたステキだと思います。

今日は、そのアインシュタインの言葉をいくつかご紹介したいと思います。

相対性という言葉はアインシュタインの有名な理論に出てくる言葉なので、よく知られていると思いますが、この相対性について、彼はこんな風にわかりやすく言っています。


熱いストーブに1分間手をのせてみてください。
まるで1時間くらいに感じられるでしょう。
ところが、かわいい女の子といっしょに1時間座っていても、1分間くらいにしか感じられません。
それが、相対性というものです。


すごくわかりやすいたとえだと思います。
1時間という時間は、誰に対しても平等に流れていますが、感じ方はその時の状況や心境によって人それぞれです。
何かに夢中になっているとき、楽しい時間を過ごしているとき、時間はあっという間に過ぎ去ってしまいます。
では、その分、その人が早く歳を取ってしまうかというと、これは反対だと私は思います。
1時間が1分にしか感じられないとしたら、その人は1分しか歳を取っていないのです。
反対に1分くらいが1時間に感じるような退屈な時間や苦痛な時間を過ごしている人は、1時間本当に歳を取っていると思います。
大きな恐怖を感じた人が一瞬で歳を取って白髪になってしまうというのも、このような理由からだと思います。
だから、何かに夢中になっている人、楽しんでいる人は、いつまでも若くいきいきとしている人が多いのでしょうね。

次に、常識について、アインシュタインはこう言いきっています。


常識とは、18歳までに身につけた偏見のコレクションのことをいう。


偏見のコレクションとまで言ってしまえるところが、アインシュタインの想像力の強さだと思います。
常識って普通は大事なものや必要なものだと思われますが、よく考えてみると、確かに自分が育ってきた環境や大人たちから教えこまれた知識や決まりであったりすることが多いです。
たとえば、風邪をひいているときはお風呂に入ってはいけないと昔は言われていましたが、今では入ってから身体を温める方がいいと言われることが多いです。
また、ガリレオの時代には地球が太陽の周りをまわっているのは常識ではないとされていましたが、今ではそれが常識となっています。
常識といわれているものは、こんな風に時代によっても変わったり、地域や環境によってもどんどん変わっていくものです。
アインシュタインの研究にも、このような常識という壁がたくさん立ちはだかっていたんだろうなと思います。
それを「偏見のコレクション」として打ち破ることができた強さが、彼を世界一の科学者にすることができたのかもしれません。

常識によって何かを判断し裁いてしまうことについてアインシュタインはこう言っています。


真理や知識の領域において裁判官になろうとする者はみな、神々の笑いによって難破してしまうでしょう。


宗教がたくさん分裂してしまっているのも、このような裁判官になろうとする人がたくさんいたからではないかと思います。
キリスト教も仏教も最初はひとつでしたが、今ではたくさんの宗派に分かれ、自分たちの正しさを主張し合うようになっています。

真理はひとつだが、それに向かう道は無限にある。
マハトマ・ガンジーは言いました。
道は無限にあるのだから、自分の好きな道を好きな行き方で行ったらいいのです。
バスや電車や車や飛行機、景色のいい道や人であふれている道、どんな生き方でもどんな道でも自分が行きたい道がいつも正しい道です。


第三次世界大戦はどう戦われるのでしょうか。
わたしにはわかりません。
しかし、第四次大戦ならわかります。
石と棒を使って戦われることでしょう。


世界について最も理解できないことは、世界が理解できるということだ。


好奇心は、それ自体に存在理由があります。
永遠や人生や実在の不思議な構造といった神秘についてよく考えてみるなら、
畏敬の念をもたずにはいられないでしょう。
毎日、この神秘を少し理解しようとするだけで十分です。



アインシュタインは好奇心と想像力によって、この世界を超え、この世界を理解する偉大な一歩を踏み出すことができました。
私たちもそれはできます。
イエス・キリストは、「自分にできることは誰にもできるし、これよりもっと大きなことをすることもできる」と言いました。
誰にでも好奇心と想像力の扉は開かれています。
閉じることができるのはほかでもない自分自身の中にある「常識」と「限界」です。
一度閉じられたものならば、もう一度開いてみるだけでいいのです。



過去、現在、未来の区別は、どんなに言い張っても、単なる幻想である。



幻想であるということは、自分たちで創り出しているということ。
本当はないものに意味をつけて、あるように感じていること。

自分が創り出したいものを、創り出せる力を、私たちは本当は持っているということ。
アインシュタインの教えてくれた宇宙観の中から、私はそんなメッセージを感じました。

いつも可能性は無限に広がっています。
私たちの宇宙のなかに。



今日も幸せな一日になりますように。




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