2010年06月27日
生物と無生物のあいだ
生物と無生物のあいだ (講談社現代新書)
福岡 伸一 (著)
新書: 286ページ
出版社: 講談社 (2007/5/18)
言語 日本語
ISBN-10: 4061498916
ISBN-13: 978-4061498914
発売日: 2007/5/18
商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
人は瞬時に、生物と無生物を見分けるけれど、
それは生物の何を見ているのでしょうか。
そもそも、生命とは何か、皆さんは定義できますか?
お も し ろ い !
皆様こんにちは、スタッフCです
今回は分子生物学専攻の大学教授・福岡伸一さんの著書「生物と無生物のあいだ」をオススメしたいと思います。
「分子」「生物」「科学」・・・?
うーん、ちょっと苦手かも・・・
そんな先入観を持って敬遠していたら非常にもったいない一冊です
内容はしっかり専門的でありながら、福岡伸一さんの分かりやすい例えや、
詩的な表現のおかげでぐいぐい引き込まれていきます。
「遺伝子情報はたった四文字(A,T,C,G)のDNAで構成されている」。
今となっては当然のことのように思われているこの事実も、
エイブリーによって発表された当初は辛辣な批判を浴びました。
複雑な遺伝子情報がたった四文字なんかで表わせるわけがないだろう、と。
エイブリー以降の科学者たちはこの問題をどのように証明していったのでしょう?
革命的な新技術「PCR」は「ある風変わりな天才がデートの途中で閃いた」。
しかもその天才の正体は・・・サーファー?
「二十世紀最大の発見にまつわる疑惑」とは?
キーワードは「盗み見られたX写真」・・・。
細胞は目に見えないほど小さいサイズにも関わらず、
それに対してなぜわたしたちの体はこんなに大きいのか?
(この問いに対する解説の説得力には思わず「ほお~!!」となります)。
福岡伸一さんの説明は堅苦しさを感じさせず、
あたかもミステリー小説の謎とき部分を読んでいるかのよう。
ありきたりな言葉になりますが「生命はまさに神秘」!
生物と無生物をわけているものは何なのか?
この問題に取り組み続けた著者は本の最後、エピローグでその答えを述べています。私はこの本でいちばん素敵な部分だと思いました。おすすめです
皆様こんにちは、スタッフCです
今回は分子生物学専攻の大学教授・福岡伸一さんの著書「生物と無生物のあいだ」をオススメしたいと思います。
「分子」「生物」「科学」・・・?
うーん、ちょっと苦手かも・・・
そんな先入観を持って敬遠していたら非常にもったいない一冊です
内容はしっかり専門的でありながら、福岡伸一さんの分かりやすい例えや、
詩的な表現のおかげでぐいぐい引き込まれていきます。
「遺伝子情報はたった四文字(A,T,C,G)のDNAで構成されている」。
今となっては当然のことのように思われているこの事実も、
エイブリーによって発表された当初は辛辣な批判を浴びました。
複雑な遺伝子情報がたった四文字なんかで表わせるわけがないだろう、と。
エイブリー以降の科学者たちはこの問題をどのように証明していったのでしょう?
革命的な新技術「PCR」は「ある風変わりな天才がデートの途中で閃いた」。
しかもその天才の正体は・・・サーファー?
「二十世紀最大の発見にまつわる疑惑」とは?
キーワードは「盗み見られたX写真」・・・。
細胞は目に見えないほど小さいサイズにも関わらず、
それに対してなぜわたしたちの体はこんなに大きいのか?
(この問いに対する解説の説得力には思わず「ほお~!!」となります)。
福岡伸一さんの説明は堅苦しさを感じさせず、
あたかもミステリー小説の謎とき部分を読んでいるかのよう。
ありきたりな言葉になりますが「生命はまさに神秘」!
生物と無生物をわけているものは何なのか?
この問題に取り組み続けた著者は本の最後、エピローグでその答えを述べています。私はこの本でいちばん素敵な部分だと思いました。おすすめです