2010年03月16日
すこやかに おだやかに しなやかに

出版社名 佼成出版社
出版年月 2006年1月
ISBNコード 978-4-333-02191-8
(4-333-02191-X)
税込価格 1,050円
頁数・縦 53P 18cm
分類 文芸 /詩・詩集 /詩・詩集(日本)
こころの色
私がなにを思ってきたか
それがいまの私をつくっている
あなたがなにを考えてきたか
それがいまのあなたそのもの
世界はみんなのこころで決まる
世界はみんなのこころで変わる
あかんぼうのこころは白紙
大きくなると色にそまる
私のこころはどんな色?
きれいな色にこころをそめたい
きれいな色ならきっと幸せ
すきとおっていればもっと幸せ
私がなにを思ってきたか
それがいまの私をつくっている
あなたがなにを考えてきたか
それがいまのあなたそのもの
世界はみんなのこころで決まる
世界はみんなのこころで変わる
あかんぼうのこころは白紙
大きくなると色にそまる
私のこころはどんな色?
きれいな色にこころをそめたい
きれいな色ならきっと幸せ
すきとおっていればもっと幸せ
こんにちは。スタッフのIです。
今日、ご紹介するのは谷川俊太郎さんの「すこやかにおだやかにしなやかに」という詩集です。
この詩集は仏教の経典ダンマパダ(トマス・バイロムによる英訳)を底本にして、谷川俊太郎さんが共感したところを自由なイメージで詩にされたものです。
シンプルなことばで綴られた詩は、とても心に染み入るものばかりです。
ガンジーは「世界を変えるにはまず私たちが変わらねば」と言いました。
私たちの中からいつも世界は変わるのです。
とらわれぬこころとは、何にも興味を持たないことではなく、何にでも興味をもって、どんな無限の可能性も信じることができる自由なこころのことです。
すこやかに生きるとは病気ひとつせず健康に生きることではなく、どんな健康状態にいても、こころがおだやかであるということなんだと私は思います。
ガンジーは真理と宗教の関係を山登りの例でたとえています。
頂上はいつもひとつだが、それにいたる道はいくつもある。
なだらかな道を好む人もいれば、険しい道を好む人もいる。
どんな道を選んだとしても、必ずその輝かしい頂にたどり着くことができる。
どんな宗教も考え方も思想も常識も人生も、それぞれが自分が歩きたい道を歩いていて、正しいも間違いも何もなく、すべてがすばらしい道です。
その先へ、その先へ、私たちのこころはいつも先の道を目指します。
自分の足でこのすばらしい道を歩むことができてこころから幸せです。
「喜びとともにその道をたどろう」
今日も幸せな一日になりますように。
今日、ご紹介するのは谷川俊太郎さんの「すこやかにおだやかにしなやかに」という詩集です。
この詩集は仏教の経典ダンマパダ(トマス・バイロムによる英訳)を底本にして、谷川俊太郎さんが共感したところを自由なイメージで詩にされたものです。
シンプルなことばで綴られた詩は、とても心に染み入るものばかりです。
ガンジーは「世界を変えるにはまず私たちが変わらねば」と言いました。
私たちの中からいつも世界は変わるのです。
すこやかに
生きるのは喜び
生きるのは愛
憎み憎まれる
人々のあいだに生きても
すこやかに生きよう
たとえ苦しみのうちにあっても
勝者は知らずに憎しみの種をまき
敗者を苦しませる
勝ち負けにこだわるとき
喜びは苦しみへと病んでいく
すこやかに満ち足りて
とらわれぬこころが宝
生きるのは喜び
生きるのは愛
憎み憎まれる
人々のあいだに生きても
すこやかに生きよう
たとえ苦しみのうちにあっても
勝者は知らずに憎しみの種をまき
敗者を苦しませる
勝ち負けにこだわるとき
喜びは苦しみへと病んでいく
すこやかに満ち足りて
とらわれぬこころが宝
とらわれぬこころとは、何にも興味を持たないことではなく、何にでも興味をもって、どんな無限の可能性も信じることができる自由なこころのことです。
すこやかに生きるとは病気ひとつせず健康に生きることではなく、どんな健康状態にいても、こころがおだやかであるということなんだと私は思います。
もっと向こうへと
悪はあなたのもの
哀しみはあなたのもの
だが善と喜びもあなたのもの
そして濁りのないこころも
清い泉も濁った泥水も
みなあなたのこころから湧いてくる
いま見えている世界はただのあぶく
ただの幻
世界をありのままに見るために
目覚めよう 間違った夢から
この世界のもっと向こうへと続く道がある
喜びとともにその道をたどろう
悪はあなたのもの
哀しみはあなたのもの
だが善と喜びもあなたのもの
そして濁りのないこころも
清い泉も濁った泥水も
みなあなたのこころから湧いてくる
いま見えている世界はただのあぶく
ただの幻
世界をありのままに見るために
目覚めよう 間違った夢から
この世界のもっと向こうへと続く道がある
喜びとともにその道をたどろう
ガンジーは真理と宗教の関係を山登りの例でたとえています。
頂上はいつもひとつだが、それにいたる道はいくつもある。
なだらかな道を好む人もいれば、険しい道を好む人もいる。
どんな道を選んだとしても、必ずその輝かしい頂にたどり着くことができる。
どんな宗教も考え方も思想も常識も人生も、それぞれが自分が歩きたい道を歩いていて、正しいも間違いも何もなく、すべてがすばらしい道です。
その先へ、その先へ、私たちのこころはいつも先の道を目指します。
自分の足でこのすばらしい道を歩むことができてこころから幸せです。
「喜びとともにその道をたどろう」
今日も幸せな一日になりますように。
この記事へのコメント
Posted by 鷹の目 at 2010年03月16日 16:34
>bdegnさん
読んでいただき、ありがとうございます。
何かひとつでもこころに残るものがあれば幸いです。
ありがとうございます。
読んでいただき、ありがとうございます。
何かひとつでもこころに残るものがあれば幸いです。
ありがとうございます。
Posted by ながしょ
at 2010年03月16日 17:18

>鷹の目さん
ありがとうございます。
「しなやかに」は本当に谷川さんらしいですね。
頑丈な巨木でも強風では倒れてしまいますけど、しなやかな木は大きく揺れることはあっても簡単には倒れませんよね。
心もそんなしなやかさを持つことができるのだと思います。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
「しなやかに」は本当に谷川さんらしいですね。
頑丈な巨木でも強風では倒れてしまいますけど、しなやかな木は大きく揺れることはあっても簡単には倒れませんよね。
心もそんなしなやかさを持つことができるのだと思います。
ありがとうございます。
Posted by ながしょ
at 2010年03月16日 17:21

>清い泉も濁った泥水もみなあなたのこころから湧いてくる
本当にその通りですね♪
そのことに気づいたら、毎日がとてもうれしい、楽しい、しあわせです。
これからも、くもりのない綺麗な心で生きて生きたい^^
ありがとうございます。
本当にその通りですね♪
そのことに気づいたら、毎日がとてもうれしい、楽しい、しあわせです。
これからも、くもりのない綺麗な心で生きて生きたい^^
ありがとうございます。
Posted by 134R・I at 2010年03月21日 12:01
>134R・Iさん
ありがとうございます。
本当に心からはいろんなものが湧いてきますね。
綺麗な心で生きていってくださいね。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
本当に心からはいろんなものが湧いてきますね。
綺麗な心で生きていってくださいね。
ありがとうございます。
Posted by ながしょ
at 2010年03月24日 11:12

「すこやかに おだやかに」までは分かりますが、「しなやかに」ってところが谷川さんらしいなと思いました。
しなやかな心は、どんなに強い風が吹いてもへっちゃらですよね。
すてきなご本の紹介、ありがとうございます。