2009年11月07日
エーリカ あるいは生きることの隠れた意味

出版社名 三修社
出版年月 2003年11月
ISBNコード 978-4-384-04009-8
(4-384-04009-1)
税込価格 1,680円
頁数・縦 67P 19cm
聖夜、
ピンクのブタが
奇跡を起こす。
こんにちは。スタッフのIです。
今日ご紹介するのは、「エーリカ あるいは生きることの隠れた意味」という本です。
人に何かを与えるとき、それは目に見えるもの、耳で聞こえるものだけとはかぎりません。
あるいは、それ以外のものの方がたくさんのことを与えることができるでしょう。
そうやって受け取るものは「感じる」ということによって、私たちのこころに響いてきます。
誰かと一緒にいて、こころがほっと安らぐとき、言葉以上の感情をその人から受け取っているのです。
そのような「沈黙の愛のうた」は誰もが発しているものです。
その「うた」を感じるのが私は大好きです。
エーリカがもしそばにいたら、一緒にうたを感じたいなぁって思います。
あなたはどんなうたを感じていますか?
今日も幸せな一日になりますように。
今日ご紹介するのは、「エーリカ あるいは生きることの隠れた意味」という本です。
人生、ときとして、自分本来の居場所がどこなのかわからなくなることがあるものです。
クリスマス休暇を前に、締めくくりをするこのベティのように。
「それはまるで生活するのを忘れてしまったかのようだった」。
エーリカという名前の大きなブタのぬいぐるみが、生きることにもう一度ある意味を与えてくれる―たとえそれが隠れた意味であっても―、その様子をエルケ・ハイデンライヒが、とても美しいこの物語の中で語ってくれます。
そして、ミヒャエル・ゾーヴァほどにこのメランコリックでまた人の心を和らげるトーンを絵にできる画家はいないでしょう。
彼が描くエーリカはこれほどすなおで個性的。すぐに好きにならずにはいられません。
([要旨]より)
もし私がこの場に立って、この人たちに向かい、やさしさと愛について、調和と望について、クリスマスについて、救済と和解について演説したとしても―だれも耳を傾けなかっただろう。
私はこっけいな役回りになっていただろう。
そして警備員が私の腕を取って、「お客さまの飛行機までご案内いたしましょうか?」とか、「まずはコーヒーでも一杯お飲みになってみては」と言ったことだろう。
エーリカは、ただそこにいるだけで、魔法をかけるのに成功した。
あのように温和なまなざしと、あれだけふれられる柔らかな部分を持ったあの大きさのブタが、真夜中のミサで説教する人たち全員かかってできるより多くの平和をこの地上にもたらし、人々に喜びを与えたのだ。
(本文より)
人に何かを与えるとき、それは目に見えるもの、耳で聞こえるものだけとはかぎりません。
あるいは、それ以外のものの方がたくさんのことを与えることができるでしょう。
そうやって受け取るものは「感じる」ということによって、私たちのこころに響いてきます。
誰かと一緒にいて、こころがほっと安らぐとき、言葉以上の感情をその人から受け取っているのです。
そのような「沈黙の愛のうた」は誰もが発しているものです。
その「うた」を感じるのが私は大好きです。
エーリカがもしそばにいたら、一緒にうたを感じたいなぁって思います。
あなたはどんなうたを感じていますか?
今日も幸せな一日になりますように。