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2009年10月06日

ニュー・アース

ニュー・アース 意識が変わる世界が変わるエックハルト・トール/著 吉田利子/訳

出版社名 サンマーク出版
出版年月 2008年10月
ISBNコード 978-4-7631-9872-3
(4-7631-9872-6)
税込価格 2,310円
頁数・縦 335P 20cm






本書のいちばんの目的は、読者の頭に新しい情報や信念を付け加えることでも、何かを説得することでもなく、意識を変化させること、つまり目覚めさせることだ。

こんにちは。スタッフのIです。

今日、ご紹介するのは、「ニュー・アース」という本です。

「ニュー・アース」とは文字通り「新しい地球」。新しい地球は、もうすぐそこまで来ています。

ところで、良い知らせがある。
幻は幻と認識すれば消える、ということだ。

幻の認識はまた幻の終わりでもある。
あなたがそれを現実と誤解しているあいだだけ、幻は存続する。

自分が何者でないかを見きわめるなかから、自ずと自分は何者かという現実が立ち現れる。


あなたが思っているあなたが、実は本当のあなたではないとわかったとき、本当のあなたが誰なのかがわかりはじめます。

つまり、あなたを本当に知るために、あなたではないものを最初に見つけるのです。


夢を見ているときは、眠っている本人はそれが夢だとはわからないでしょう。

夢から覚めたとき(夢ではないものを見たとき)、それが夢だったとわかるのです。


この世界のすべてはそんなふうにできています。

健康が何かを知るために、健康ではない状態(病気)があり、本当の幸せを知るために、幸せではない状態(不満)があります。

そしてそのすべては、「本当の自分を知るため」につながっているのです。


思考はうまくいけば真理を指し示すが、決して真理そのものではない。
だから仏教では「月をさす指は月ではない」と言う。

「真理」はあなた自身と切り離せない。
そう、あなたが「真理」なのだ。

よそに真理を探していたら、きっとだまされ続ける。
あなたという「存在」、それが「真理」だ。

イエスはこのことを、「私が道であり、真理であり、生命です」という言葉で伝えようとした。
イエスのこの言葉は最も力強く、最も直接的に「真理」を示した。
ただし正確に理解されればであって、誤解されるととんでもない障害になる。

イエスの言葉は最も内なる「私という存在」、すべての男女、それどころかすべての生きとし生けるもののアイデンティティの核心を意味している。




真理を「本当の自分」に置き換えてみましょう。

思考で本当の自分について考えることはできますが、その「考えていること」は本当の自分ではありません。

その「考えていること」を見つめている自分が本当の自分です。


光に照らされているものが光なのではなく、それを照らしているものが光です。

光に反射したものを私たちは見ることができますが、光そのものは見えません。


だから反射したもの(照らされたもの)が本当の自分だと思ってしまうのです。

しかしそれは、私という存在(本当の自分)を知るためにこそあるものです。


光が何にも反射せずに、ただ存在したとしたら、それが光かどうかもわからないからです。

自分の光に気づいていってください。

世界がどんなふうに見えようとも、源である光は決して消えません。


赤いものを照らせば世界は赤く見え、黒いものを照らせば世界は黒く見えるでしょう。

それは自分自身が赤いということでも、黒いということでもありません。


本当の自分はいつも純粋な白であり、だからこそたくさんの色を感じることができるのです。



この色とりどりの世界で迷子にならずに、輝く色をたどって本当の自分自身にたどりつくことができますように。








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この記事へのコメント

おはようございます!
タイトルだけで惹かれて開けると、そこはながしょさんで、そしてⅠさんの記事が多い。。。
カードゲームのようで面白く楽しんでいます。

>よそに真理を探していたら、きっとだまされ続>ける。
本当に、そうですよね。
でも、みんな不安で、自信が無くって、そして失敗もしたくない。。。
満たされる事を、本当に感じられていないからですし、これを責められない事も分かってはいるんだけど、どう伝えれば良いのかは?です。

>イエスはこのことを、「私が道であり、真理で>あり、生命です」という言葉で伝えようとした。
>イエスのこの言葉は最も力強く、最も直接的>に「真理」を示した。
>ただし正確に理解されればであって、誤解さ>れるととんでもない障害になる。
正確に伝えられている事柄って、本当は少しでもあるのだろうか?
いつも、どのことについても思ってしまいます。
間に入った人間の解釈や都合で、沢山捻じ曲げられてきた事柄が多いこと。。。。
頭ではなく、心で、感覚でみれば、本当は、誰もが気付ける間違いが沢山ある。

ぁー、、、とりとめもなくなってしまいました。
また愚痴ってしまいましたね。
すみません。。。。
Posted by TitaniaTitania at 2009年10月06日 11:30
後半近くまで、わかるようで今一つ?う〜ん…難しいなぁ〜〜

と思いながら読んでいました^^;

光を放つのが自分自身なんですね〜

そこからが、なるほど!と理解力がないため、やっとわかりました^^;


意識なんですよね。
どんな色を照らすかも自分しだいなんですよね…

これを実行できるかというと、なかなか…
いつもそういう意識でいようとすることはできますが、自然にそれを感じられるには、まだ遠いかな?です^^;

それを自然に思えるようになるためにも、このような本からもたくさんの事を学んでいきたいなぁ〜と思っています。

ありがとうございます^^
Posted by neko-k at 2009年10月07日 10:20
>Titaniaさん
ありがとうございます。
タイトルだけで選んでいただいて、いつも私のカードを引いていただいて心から感謝です。
よそに真理を探し続けるのは、私たちは内側が反射された外側の世界が現実だと思ってしまうからですね。
イエスが言ったこと、その他のどんな真理も、それを感じた人の主観で話すと、まるで違った意味に変化してしまいます。
というのも、それぞれが自分のフィルターを通して世界を見ており、フィルターが汚れていれば世界も同じように汚れて見えてしまうからです。
大切なのはフィルターから見える世界を変えようとするのではなくて、フィルター自体を綺麗にしていくこと、ですね。
相手にそれを理解してもらうことは本当に大変だと思うし、Titaniaさんのようなお仕事をされている方はなおさらそれを強く感じてらっしゃるのではないかと思います。
「頭ではなく、心で、感覚でみれば、本当は、誰もが気付ける間違いが沢山ある。」
本当にその通りですね。
頭でっかちではなくて、でっかいハートで物事をいつも感じて抱きとめて愛していきたいです。
いつも素敵な学びをありがとうございます。
Posted by ながしょながしょ at 2009年10月07日 14:55
>neko-kさん
こんにちは。ありがとうございます。
わかるようでわからないこと、その感覚とっても大切ですよ。
反対に「わかっているつもりのこと」は、自分で可能性をシャットアウトして、それ以上わかろうとはしないからです。
「わからない」の先に「わかる」があるから、「わからない」にまずたどり着くことがとっても大切なんです。
光のたとえでわかりにくかったら、空に自分をたとえてみましょう。
空を雲が覆っているとき、空一面が灰色に見えますが、本当は雲は空のほんの表面をちょっとだけしか覆っていません。
雲の上は真っ青な空がはるかにはるかに広がっています。
だけど、私たちは表面をちょっと覆っている雲を見て「私は灰色だ」と思ってしまいます。
雲は私たちの感情で、大空が本当の私たちの姿です。
いつも大切なのは意識ですが、それができなくてもいいんです。
さっきも申し上げたように、「できない」の先に「できる」があるから、「できない」にまずたどり着けたことがすばらしいんです。
いつもそういう意識でいようとするだけで、いつもそういう意識になっていくことができるでしょう。
ときどきは忘れることもあるかもしれません。
だけど、「忘れる」の先に「思い出す」があるのだから、そのプロセスもとってもすばらしいんです。
人生は本当は「学び」の場所ではなくて、「思い出す」の場所です。
「学び」とは知らないことを身につけていくことなのに対し、「思い出す」は知っていることを再確認していくことだからです。
一番大きな違いは、学びは外側からやってきますが、思い出すは内側からやってくるものです。
内側から意識を巻き起こし、大きく広げていきましょう。
いつもありがとうございます。
Posted by ながしょながしょ at 2009年10月07日 15:18
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