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こんにちは、「ながしょ」こと店長の長崎です。
熊本の本屋、熊本の書店として皆様に支えられて120周年を迎え、温故知新、人と本の幸せな出会いを演出していきます。
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2009年06月08日

強運の持ち主

ほっこり、じんわり

強運の持ち主強運の持ち主
著者 瀬尾まいこ
出版社名 文芸春秋
出版年月 2009年5月
ISBNコード 978-4-16-776801-0
税込価格 520円
頁数・縦 262P 16cm
分類 文庫/日本文学/文春文庫






[要旨]
元OLが営業の仕事で鍛えた話術を活かし、ルイーズ吉田という名前の占い師に転身。ショッピングセンターの片隅で、悩みを抱える人の背中を押す。父と母のどちらを選ぶべき?という小学生男子や、占いが何度外れても訪れる女子高生、物事のおしまいが見えるという青年…。じんわり優しく温かい著者の世界が詰まった一冊。

こんにちは。
スタッフのNです。

瀬尾まいこさんの書く物語は、どうしてこんなにもあったかいのか。
読んでいるとうっかり涙したり、微笑んだり、不思議なのです。

たとえば、二ベアのにおいがおかあさんっぽい匂いであることや、長年一緒に住んでいる彼とはかしこまってデートするより、ファミリーセンター(ダイエーのような)に行く方がいいとか、そういうのは瀬尾さん自身の経験なのかもしれません。
確かに母親が二ベアを使っていようがいまいが、あの二ベア独特の匂いはなんとなくですが安心します。
長年一緒に住む彼が居たとしたら、確かにファミリーセンターの方がよさそうですね。これは意見がわかれそうですが…。
というように、その日常的な光景はおそらく多くの人が共通にイメージできることであり、そのイメージは限りなく温かいものにちがいないのではないでしょうか。
だから、うっかり涙したり、微笑んだり、素直な気持ちで物語の中に入っていけるのです。

読み終えた後、「あーよかったぁ」と思わず口にしました。
読後はなんだかちょっと優しい気持ちになれる物語でした。
ほっこりしたい人にぜひ、おすすめです。

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この記事へのコメント

私も瀬尾まいこさんが好きです。
「ほっこり、じんわり」なります(^v^)。
Posted by てっぱんてっぱん at 2009年06月08日 12:50
>てっぱんさん

いつもありがとうございます^^

瀬尾まいこさん、ほんとうに「ほっこり、じんわり」なりますよね。
てっぱんさんも、瀬尾まいこさんがお好きだということで、なんだかうれしいです^^

私が初めて読んだのは「幸福の食卓」でしたが、それ以来はまってしまってます。
「卵の緒」が一番好きです。
Posted by ながしょ at 2009年06月08日 19:26
私も瀬尾まいこさんの本は以前、一冊だけ読んだことがあります。
題名は忘れましたけど、とてもほっこりしました。
優しさというのは厳しさも内包している。
優しい人はときに自分に厳しく、優しさを保とうと努力できる人。
そんなふうに思います。
瀬尾まいこさんも厳しさ(真の強さ)を内包している人なのでしょうね。
Posted by 眠兎 at 2009年06月10日 22:21
>眠兎さん

瀬尾まいこさんのどの作品も、ほんとうにほっこりしますね^^

「優しさ」というのは、眠兎さんも仰っているように「厳しさ」も内包していないと成り立たないと思います。
そうして相反する性質がうまく混ざると、優しさはほんものとして漂うのだと思います。
優しいけど何か引っかかると感じるときは、ほんものではないからなのでしょう。

いつもありがとうございます^^
Posted by ながしょ at 2009年06月13日 10:56
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