▼当店はe-honの加盟店です
 在庫検索はこちらでどうぞ!





              
プロフィール
ながしょ
ながしょ
こんにちは、「ながしょ」こと店長の長崎です。
熊本の本屋、熊本の書店として皆様に支えられて120周年を迎え、温故知新、人と本の幸せな出会いを演出していきます。
九州でも屈指の歴史とセンスある書店空間で人生・日々の生活に豊かさを添える本のセレクトを心がけています。
上通の書店、当ブログ、あわせてよろしくお願いいたします!

Information
おてもやんTOP

ログイン

読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 55人
オーナーへメッセージ
QRコード
QRCODE

2009年02月28日

粗食のすすめ

新潮文庫
幕内秀夫/著


出版社名 新潮社
出版年月 2003年5月
ISBNコード 978-4-10-105621-0
(4-10-105621-8)
税込価格 500円
頁数・縦 262P 16cm









「粗食」とは「貧しい食生活」という意味ではない。
日本という自然の豊かな風土の中から生まれてきた素晴らしい食生活ー「素食」を見直すことなのである。

(前章より)



こんにちは。スタッフのIです。

みなさんは食事には気をつけていらっしゃいますか?

自分の身体の中に入れるもの(自分の材料)は慎重に選ぶ必要があるのかもしれません。

キレやすい人が増えたのは食べ物の影響もあると専門家は言っています。


今回ご紹介するのは、幕内秀夫さんの「粗食のすすめ」という本です。

この本を初めて読んだときは、それまでの世間一般の情報と大きくかけ離れた部分もあり、とても衝撃を受けたのを覚えています。

世界共通の「これを食べれば健康になる」というものはなく、その土地の風土にあった食べ物を食べることが大事だと著者は言っています。



日本人は古い時代から動物性食品の少ない食生活をしてきたが、だからといって、世界の民族の中で特別にからだが弱いとか、骨がもろいということはなかった。

しかし、最近では「乳製品を食べなければ骨がもろくなる」とか、「好き嫌いをせず栄養のバランスよく食べなければならない」といわれるため、健康的な食生活を送るためには、実に多種類の食品を食べる必要がでてきている。

牛乳やチーズが嫌いな子どもは、偏食をしてはいけないと注意されるが、欧米の人が、納豆や豆腐が嫌いだといっても誰も偏食とはいわない。
なのに、なぜ日本の子どもたちは牛乳やチーズを食べないと注意されるのだろう。
私たちが乳製品をはじめとして、なぜこれほど多国籍の食品を食べなければならないのかを考えると、とても不思議である。

動物の世界に目を移してみると、モグラは昆虫を食べ、ウシやヒツジは草を食べ、オオカミやライオンは肉を食べる。
食べるものの種類は極めて少ないわけだが、これらの動物を偏食だという人はいない。

どの動物も“ある一定の食物を食べる性質"があるのだ。
それを“食性"という。それぞれの動物によって食性が異なるように、人間もまたさまざまだ。

(本文より)




日本人にあった食べ物といえばお米が一番大きなものです。

昔は少しのおかずで、ご飯を何杯も食べていましたが、今は逆になっており、少しのご飯でたくさんのおかずを食べるという状態になっています。

パン食も進み、ご飯を一日一杯も食べない人も中にはいるのではないでしょうか?


こういうおもしろい話があります。

昔、初めて日本に来た外国人が人力車に乗ったとき、その人力車を引っ張る人が、休み無く何キロも疲れることなく走れることに大変驚いたそうです。

そこで、何を食べているのかをたずねたところ、おにぎりを食べているという答えで、ならば、肉を食べさせればもっと体力がついて長く走れるだろうとのことで、その外人さんがその人に肉をたくさん食べさせたそうです。

そうしたら、おもしろいことに、ちょっと走っただけで息が上がり、疲れて走れなくなったそうです。


風土にあったフードを食べることが大切なんですね^^


みなさん、おにぎりお好きですか?


私は大大大好きです♪





今日も幸せな一日になりますように。





同じカテゴリー(スタッフのオススメ本)の記事画像
家の中で迷子になったことありますか?
2000部限定発行!写真アルバム『熊本市の昭和』ご予約受付中です
著名マンガ家やアーティストが描く「くまモン」とくまもとをテーマにした応援イラスト集
行定勲監督ご来店!初のエッセイ集にサインを頂きました!
全集未収録の最新文集
文学は時に狂おしい。アルテリ四号入荷しました
同じカテゴリー(スタッフのオススメ本)の記事
 家の中で迷子になったことありますか? (2017-11-09 16:38)
 2000部限定発行!写真アルバム『熊本市の昭和』ご予約受付中です (2017-10-29 12:00)
 著名マンガ家やアーティストが描く「くまモン」とくまもとをテーマにした応援イラスト集 (2017-09-27 11:29)
 行定勲監督ご来店!初のエッセイ集にサインを頂きました! (2017-09-09 12:08)
 全集未収録の最新文集 (2017-08-19 10:55)
 文学は時に狂おしい。アルテリ四号入荷しました (2017-08-10 11:45)

この記事へのコメント

こんにちは!スタッフIさん^^

ごはんっておいしいんですよね♪
私もおにぎりだいすきで~~す^^

これからの季節は、おにぎり持って外へ飛び出したくなります
緑の柔らかい草の上で、おにぎり食べながら「粗食のすすめ」読むってのもいいかもしれませんね^^
Posted by ピナピナ at 2009年02月28日 12:50
私も色んな病気を経て
日本人に合う乳酸菌はぬかづけのぬかや味噌にあることを知りました
欧米の乳性品は日本人のホルモンバランスには少し取りすぎると逆に悪影響になる場合があることも・・・韓国ではキムチ、ヨーロッパではヨーグルトなどやはり生まれた国により体質に必要な乳酸菌も栄養素も違ってくるのです

今は情報が多すぎて栄養補助食品も多く出回っていますが、情報に左右されない日本人の昔ながらの素敵な食生活も見直す時期がきているのかもしれませんね

玄米・五穀米・味噌汁・漬物・・・・・・

美味しいですよね、玄米は良く噛んで食べるので咀嚼力がつきますし、脳にも刺激を与えますね

力が入ってしまいました・・・
Posted by ゆっこゆっこ at 2009年02月28日 13:20
>ピナピナさん
こんにちは!ありがとうございます。
ごはん、おいしいですよね♪
ピナピナさんもおにぎり大好きとのことでうれしいです^^
今は年中いろんな季節の食べ物が食べれますけど、その季節の旬のものを、あたたかいごはん(おにぎり)と一緒に食べるのが最高の贅沢であるし、自然にそった生き方なんだと思います。
緑の柔らかい草の上で、おにぎり食べながら「粗食のすすめ」読むのは最高だと思いますよ。
ぜひお好きな本を持たれてお出かけされてみてくださいね^^
Posted by ながしょ at 2009年03月01日 09:02
>ゆっこさん
ありがとうございます。
本当にそのとおりですね。
いろんな病気を体験されたゆっこさんだからこそ、そのことをただの本の知識としてではなく、身をもって体験した生きた知恵として実感されているのですね。
日本人に合う乳酸菌はぬかづけのぬかや味噌・・・本当にお味噌汁を飲むと身体だけではなく、心にまで染み渡るのをいつも感じます。
禅の教えでは、食べることは仏様に自分の口を使って召し上がっていただくという考えから、飯に御をつけて「御飯」、かずに御をつけて「おかず」、味噌汁に御をつけて「お味噌汁」と呼ぶそうです。
そのことを知ったとき、食べるという行為はとても神聖でありがたいことなんだと感じました。
玄米・五穀米・味噌汁・漬物・・・・・・
すべて美味しいですよね^^
昔ながらの日本の食べ物、私も大切にしていきたいです。
ありがとうございます。
Posted by ながしょ at 2009年03月01日 09:12
食費を節約するために、基本のメニューはお味噌汁とご飯にしています。
それにちょっとしたおかずとか、納豆とかで、意外とおなかいっぱいになるんですよね。
無駄なものを食べないから、痩せるし、お財布にも優しくていい事尽くめのような気がします。
私もおにぎり大好きです!!
白むすびに海苔を巻いただけのシンプルなのがいいですね~。
Iさんのお好みの具は何ですか?
Posted by COW at 2009年03月01日 22:11
>COWさん
ありがとうございます。
基本のメニューはお味噌汁とご飯、とってもすばらしいですね。
私も朝ごはんはいつもそれです。
からだも温まるしとってもいいですよね^^
私もおにぎりは海苔を巻いただけのシンプルなのが好きです。
ご飯の甘みが口の中に広がって、とっても幸せな気分になります。
おにぎりについて書いていたら、とってもお腹がすいてきました。お昼が待ち遠しいです。
ありがとうございます^^
Posted by ながしょ at 2009年03月02日 11:07
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。