2008年12月12日
ポケットの中のダイヤモンド

出版社名 徳間書店
出版年月 2006年6月
ISBNコード 978-4-19-862184-1
(4-19-862184-5)
税込価格 1,680円
頁数・縦 349P 20cm
「探そうともしなかった場所にそれはある。」
誰もがダイヤモンド(幸せ)を探し求めています。
このダイヤモンドはいったいどこにあるのでしょう?
誰もが探していますが、なかなか見つかりません。
幸せはまるで幻のように、存在していないかのように見えますが、本当はそれは存在していないのではなく、私たちが探す場所が間違っているという、それだけです。
なぜなら、探そうともしなかった場所にそれは存在しているからです。
このダイヤモンドを見つける方法がこの本の中に書いてあります。
その中の「ダイヤモンド泥棒のお話」がわかりやすいたとえ話として紹介されています。
そのお話をここで御紹介します。
『この泥棒は、宝石店の集まる地域を張り込んではどんな客がどんなダイヤを買ったかを調べ、後でそのダイヤを客のポケットから盗み出すのです。
ある日泥棒は、ずっとずっと欲しかったダイヤをある有名な宝石商が買うのを目撃します。
それはダイヤの中でも最も美しく、最も無垢で純粋なものでした。
泥棒は興奮し、宝石商の後を追って列車の同じ客室に乗り込みます。
三日間にわたる列車の旅の間中、泥棒はなんとかして宝石商のポケットからダイヤを盗み出そうと試みます。
ついにダイヤを見つけられないまま列車の旅が終点を迎えるときには、泥棒は激しく苛立っています。
彼は非常に熟練した泥棒でありながら、その持てる技術のすべてをもってしても、この貴重な宝石を盗み出すことができなかったのです。
宝石商が列車を降りると、泥棒はふたたび宝石商の後を追います。
そしてとうとうそれ以上我慢できなくなり、宝石商につかつかと歩み寄ってこう言います。
「失礼ですが。私は屈指のダイヤモンド泥棒として知られた男です。
あなたがあの素晴らしいダイヤを買うのを見たので、後を追って列車に乗り込んだのです。
私は長年かけて培ってきた技術のすべてを使いましたが、あなたの宝石を見つけることはできませんでした。
その秘密を知らずにはどうしてもいられません。
お願いです、どうやって私からダイヤを隠したのか、教えてくれませんか」
宝石商は答えます。
「私は、私がダイヤモンドを買うのをお前がじっと見ていたのに気づき、おそらくお前はスリだろうと思った。
そこでダイヤを、お前が一番探しそうにない場所に隠したのだ―
つまり、お前のポケットの中に」。
そう言うと、宝石商は泥棒のポケットに手を伸ばし、ダイヤモンドを取り出したのでした。』
あなたのダイヤモンド、あなたの素晴らしい宝石はどこにあるでしょう?
このお話が示しているもの、おそらく誰もが探しているが見つけられないもの、それは自分のポケットの中にあるということです。
私が知っているお話の中に、こういうお話があります。
鹿があるとき、とてもいい香りに気づき、その香りを探し求めていた。
しかし最後まで、その鹿は香りの元を見つけることはできなかった。
なぜなら、それは鹿の額から出ていた香りだったから。
人はいつも自分以外の場所を探します。
幸せであれ、不幸であれ、自分以外の場所にそれ(その原因)があると信じているからです。
あなたが目指している、はるか遠くに見える光。
それが自分から発せられている光だったとして、あなたはそれに気づくことができますか?
ポケットの中のダイヤモンドは、いつも光り輝いています。
このダイヤモンドはいったいどこにあるのでしょう?
誰もが探していますが、なかなか見つかりません。
幸せはまるで幻のように、存在していないかのように見えますが、本当はそれは存在していないのではなく、私たちが探す場所が間違っているという、それだけです。
なぜなら、探そうともしなかった場所にそれは存在しているからです。
このダイヤモンドを見つける方法がこの本の中に書いてあります。
その中の「ダイヤモンド泥棒のお話」がわかりやすいたとえ話として紹介されています。
そのお話をここで御紹介します。
『この泥棒は、宝石店の集まる地域を張り込んではどんな客がどんなダイヤを買ったかを調べ、後でそのダイヤを客のポケットから盗み出すのです。
ある日泥棒は、ずっとずっと欲しかったダイヤをある有名な宝石商が買うのを目撃します。
それはダイヤの中でも最も美しく、最も無垢で純粋なものでした。
泥棒は興奮し、宝石商の後を追って列車の同じ客室に乗り込みます。
三日間にわたる列車の旅の間中、泥棒はなんとかして宝石商のポケットからダイヤを盗み出そうと試みます。
ついにダイヤを見つけられないまま列車の旅が終点を迎えるときには、泥棒は激しく苛立っています。
彼は非常に熟練した泥棒でありながら、その持てる技術のすべてをもってしても、この貴重な宝石を盗み出すことができなかったのです。
宝石商が列車を降りると、泥棒はふたたび宝石商の後を追います。
そしてとうとうそれ以上我慢できなくなり、宝石商につかつかと歩み寄ってこう言います。
「失礼ですが。私は屈指のダイヤモンド泥棒として知られた男です。
あなたがあの素晴らしいダイヤを買うのを見たので、後を追って列車に乗り込んだのです。
私は長年かけて培ってきた技術のすべてを使いましたが、あなたの宝石を見つけることはできませんでした。
その秘密を知らずにはどうしてもいられません。
お願いです、どうやって私からダイヤを隠したのか、教えてくれませんか」
宝石商は答えます。
「私は、私がダイヤモンドを買うのをお前がじっと見ていたのに気づき、おそらくお前はスリだろうと思った。
そこでダイヤを、お前が一番探しそうにない場所に隠したのだ―
つまり、お前のポケットの中に」。
そう言うと、宝石商は泥棒のポケットに手を伸ばし、ダイヤモンドを取り出したのでした。』
あなたのダイヤモンド、あなたの素晴らしい宝石はどこにあるでしょう?
このお話が示しているもの、おそらく誰もが探しているが見つけられないもの、それは自分のポケットの中にあるということです。
私が知っているお話の中に、こういうお話があります。
鹿があるとき、とてもいい香りに気づき、その香りを探し求めていた。
しかし最後まで、その鹿は香りの元を見つけることはできなかった。
なぜなら、それは鹿の額から出ていた香りだったから。
人はいつも自分以外の場所を探します。
幸せであれ、不幸であれ、自分以外の場所にそれ(その原因)があると信じているからです。
あなたが目指している、はるか遠くに見える光。
それが自分から発せられている光だったとして、あなたはそれに気づくことができますか?
ポケットの中のダイヤモンドは、いつも光り輝いています。
この記事へのコメント
Posted by COW at 2008年12月12日 13:20
>COWさん
ありがとうございます。
ダイヤモンド泥棒の話、面白いですよね。
この泥棒は自分のポケットに宝石が入っているなんて夢にも思わなかったんでしょうね。
同じように私たちも、自分が持っていることに気づかずに、人からもらおうとして苦しんでいます。
何かに「気づく」ということは世界を変える方法です。
同じ景色でも気づく前と後ではまるで違って見えるでしょう。
自分を信じること、自分から何かを発見することの方が、他人を信じることよりはるかに難しいことです。
私たちの目は外側を見るように作られていて、内側を見るようには作られていません。
だからjこそ心の目で見なくてはなりません。
わくわくするものはいつも自分の中にあることを信じていってくださいね。
幸せはいつも自分の中にありますよ♪
ありがとうございます。
ダイヤモンド泥棒の話、面白いですよね。
この泥棒は自分のポケットに宝石が入っているなんて夢にも思わなかったんでしょうね。
同じように私たちも、自分が持っていることに気づかずに、人からもらおうとして苦しんでいます。
何かに「気づく」ということは世界を変える方法です。
同じ景色でも気づく前と後ではまるで違って見えるでしょう。
自分を信じること、自分から何かを発見することの方が、他人を信じることよりはるかに難しいことです。
私たちの目は外側を見るように作られていて、内側を見るようには作られていません。
だからjこそ心の目で見なくてはなりません。
わくわくするものはいつも自分の中にあることを信じていってくださいね。
幸せはいつも自分の中にありますよ♪
Posted by ながしょ at 2008年12月12日 14:50
素敵なお話でした
幸せは自己満足、小さくても大きくても本人が幸せだと思えば、それが幸せ、そして人はどうやら幸せは遠くからいつかやってくると思って生きてるのですが、みんな赤ちゃんの時に持ってきてるんだと私は思います
握りしめた手のひらの中にo(^-^)o
そしてその手を開いた瞬間にその幸せを再び探す旅が始まっていくような…最初から幸せなのに
いつしか人はもっともっとと欲しがってしまう
すぐ傍の幸せに気付かずに(^_^;)
そして幸せは分かち合いことで何倍にも大きな幸せに変わるんですよね
幸せは自己満足、小さくても大きくても本人が幸せだと思えば、それが幸せ、そして人はどうやら幸せは遠くからいつかやってくると思って生きてるのですが、みんな赤ちゃんの時に持ってきてるんだと私は思います
握りしめた手のひらの中にo(^-^)o
そしてその手を開いた瞬間にその幸せを再び探す旅が始まっていくような…最初から幸せなのに
いつしか人はもっともっとと欲しがってしまう
すぐ傍の幸せに気付かずに(^_^;)
そして幸せは分かち合いことで何倍にも大きな幸せに変わるんですよね
Posted by ゆっこ at 2008年12月12日 16:57
>ゆっこさん
ありがとうございます。
そうですね。人は幸せは遠くからいつかやってくると思って生きてるところがありますよね。
みんな赤ちゃんの時に幸せを持ってきてる。私もそうだと思います。
みんな生まれたまんまで幸せなのだから、幸せになる方法、それは自分が最初からそのまんまで幸せであることに、気づくというそれだけですね。
大人になる間に幸せをなくしていくのではなく、忘れていくだけ。
だったらもう一度それを思い出したらいい。
たったそれだけ。
愛することができない人は、愛がない人ではなくて、愛を思い出せなくて苦しんでいる人ですね。
幸せは分かち合いことで何倍にも増える。
いっぱいいっぱい分かち合って、増やしていきましょうね。
ありがとうございます。
そうですね。人は幸せは遠くからいつかやってくると思って生きてるところがありますよね。
みんな赤ちゃんの時に幸せを持ってきてる。私もそうだと思います。
みんな生まれたまんまで幸せなのだから、幸せになる方法、それは自分が最初からそのまんまで幸せであることに、気づくというそれだけですね。
大人になる間に幸せをなくしていくのではなく、忘れていくだけ。
だったらもう一度それを思い出したらいい。
たったそれだけ。
愛することができない人は、愛がない人ではなくて、愛を思い出せなくて苦しんでいる人ですね。
幸せは分かち合いことで何倍にも増える。
いっぱいいっぱい分かち合って、増やしていきましょうね。
Posted by ながしょ
at 2008年12月12日 17:14

まさに今、このことを考えて毎日過ごしてます。逆に考える事ではないのかもしれません。
「答えは自分自身」。
でも、どうしても「他」に「宝物」を見つけようとする私がいます。。
でも、少しずつ少しずつ何かが変化して、
自分の真ん中のまあるい穴みたいなものが中心から埋まっていく感覚を感じてます。
「答えは自分自身」。
でも、どうしても「他」に「宝物」を見つけようとする私がいます。。
でも、少しずつ少しずつ何かが変化して、
自分の真ん中のまあるい穴みたいなものが中心から埋まっていく感覚を感じてます。
Posted by Lee
at 2008年12月12日 20:05

> Leeさん
ありがとうございます。
宝物はどうしても「外」にあるように見えてしまいますね。
でもそれでいいのだと思います。
外を探して探して探しまくって、やっと降参して、私たちは初めて「中」を探すことができるのだから。
「探す」という行為は「見つける」という行為の一部です。すばらしいプロセスだと私は思います。
少しずつ少しずつでいいんです。楽しい旅はたくさん楽しんだ方が喜びも大きいから。
たくさんたくさん、味わい愛でて、楽しんでまいりましょう^^
ありがとうございます。
宝物はどうしても「外」にあるように見えてしまいますね。
でもそれでいいのだと思います。
外を探して探して探しまくって、やっと降参して、私たちは初めて「中」を探すことができるのだから。
「探す」という行為は「見つける」という行為の一部です。すばらしいプロセスだと私は思います。
少しずつ少しずつでいいんです。楽しい旅はたくさん楽しんだ方が喜びも大きいから。
たくさんたくさん、味わい愛でて、楽しんでまいりましょう^^
Posted by ながしょ
at 2008年12月13日 10:28

鹿の話もそうですが、自分の持っているものが素晴らしければ素晴らしいほど、それに気づくことが難しい気がします。
自分を信じること、自分から何かを発見することの方が、他人を信じることより難しいからでしょうか。
まさか自分が持っているなんて思いもしないということは、自分を信じてはいないことと同じですね。
自分をもっと信じて、自分の持っている素晴らしいものを見つけたいです。
どんな素晴らしいものを私は持っているのかなぁと考えるだけで、なんだか面白く新鮮な気持ちになりますね♪
幸せも同じ、自分が持っているのですね。
ありがとうございます。