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こんにちは、「ながしょ」こと店長の長崎です。
熊本の本屋、熊本の書店として皆様に支えられて120周年を迎え、温故知新、人と本の幸せな出会いを演出していきます。
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2008年11月27日

トリツカレ男

トリツカレ男  新潮文庫 い-76-3
いしいしんじ/著

出版社名 新潮社
出版年月 2006年4月
ISBNコード 978-4-10-106923-4
(4-10-106923-9)
税込価格 380円
頁数・縦 160P 16cm

分類 文庫 /日本文学 /新潮文庫
  
「この世でいちばんペチカをおもってるのは、 
トリツカレ男のジュゼッペ、このおれなんだ。」  

せつなくまぶしい、まじりけなしのラブ・ストーリー!

ジュゼッペのあだ名は「トリツカレ男」。  
何かに夢中になると、寝ても覚めてもそればかり。 
オペラ、三段跳び、サングラス集め、潮干狩り、刺繍、ハツカネズミetc. 
そんな彼が、寒い国からやってきた、 
風船売りの少女への恋にトリツカレます。 
無口な少女の名は「ペチカ」。 
悲しみに凍りついた彼女の心を、ジュゼッペは、もてる技のすべてを使ってあたためようとしますが…。 
  
とにかく真っ直ぐ、自分の全てをかけて 
ペチカを愛する、ジュゼッペの想いに 
胸がじわんと熱くなります。 
 
大好きなヒトがいるということ、 
そのヒトと心が通じ合えるということがどんなに幸せな事か 
あらためて気付かせてくれる 
とってもお勧めな一冊です。
  
 



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上通のお向いさん、長崎書店さんの「ながしょブログ」で、大宝堂のブログ担当者が大好きな本が紹介されていました。タイトルは「トリツカレ男」、著者は いしいしんじ さんです。た...
“トリツカレ男”をお勧めします 【 上通“メガネの大宝堂”のブログ 】at 2008年11月27日 23:49

この記事へのコメント

大好きなこの本が紹介されて、とてもうれしいです。
すでにトリツカレ男と幸せな出会いを果たした者から、
おすすめのコメントを。

平易でユーモアに満ちた文章なので、
普段読書をしない方にも楽しんでいただけると思います。
また、緻密な構成と洗練された言葉に、
本好きを自認される方もうならされるはず。

そしてなによりも。
小さなこの文庫本に詰まった「愛」が、
なんと大きくて、温かいことか。

読み終えたら、宝物になりますよ。
Posted by メガネの大宝堂 at 2008年11月27日 15:35
>メガネの大宝堂さんへ 
コメントありがとうございます!すごく嬉しかったです! 
私も読み返すたびに、こんなに小さくて、そんなにページ数が多くもないこの本に、人の気持ちをこれほど暖かく満たしてくれる愛が詰まっていることに感動していました。 
 
そして同じ気持ちを感じて、このように共感できるのってホントに素敵! 
 
本って素晴らしいですよね。 
ありがとうございました。すごく幸せな気持ちになれました!
Posted by ながしょ at 2008年11月27日 17:32
潮干狩りにトリツカレるジュゼッペ…すごく気になります。
きっと誰もが最初はトリツカレるんでしょうが、月日が経つともうなんだか長年連れ添った熟年夫婦のような空気を醸し出してしまいますね。
記事を読んで、私は大好きな人に随分投げやりな態度をとってるなぁ、これでは大好きだと胸を張っていえないな…あれ?本当に好きなのかな…としょんぼりしました。
トリツカレ男を読んで、自分が忘れかけている大事なことを思い出そうと思います。
Posted by Arcobaleno at 2008年11月28日 01:26
>Arcobalenoさんへ 
いつもありがとうございます! 
本を読んで、あれ?私なんか違ってたな・・・とか、やっぱり間違ってなかった!とか気づ事、いっぱいありますよね。 
Arcobalenoさんが、あれ?やっぱりホントに好きだったわ!ってなる事を祈ります!
Posted by ながしょ at 2008年11月30日 22:45
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