2016年11月03日
熊本在住の作家・坂口恭平さんの新作が凄いです

赤を青で表したかのような…禅問答さながらに不可解な文が、なぜか抜群に読みやすい。今まさに読んでいる箇所に何が書かれているのかわからないのに、先が気になって頁を繰る手は止まらない。最後の一行があることも信じられない…。詩のようでもある、小説のようでもある、他の何かのようでもあるけど、結局どれでもない、そんな文、それが今回の坂口恭平さんの新作です。雨宿りならぬ『現実宿り』、ぜひ読んでみてください。
現実宿り/坂口恭平/河出書房新社/2160円(税込)
坂口恭平さんは只今県外での個展やイベントなどで熊本にいらっしゃいません。サイン本ご希望の方はもうしばらくお待ちくださいませ。宜しくお願い致します。(現在のところ、11月中旬くらいにサイン本を作っていただける予定です)