自主仕入れで読者と対話(その1)

ながしょ

2008年12月07日 00:01

こちらの記事では、店長が熊本日日新聞のコラム
「書店から」に寄稿した記事を要約・抜粋してお届けいたします。

 
書店には、毎日大量の本が入荷します。
ここ数年、発行される出版物の点数は、
年間七万点以上一日平均でなんと二百点
典型的な多品種少量生産の業界です。



 




本が書店に並ぶまで、大まかに二通りのパターンがあり、
一つは、大手出版社と取次会社(出版業界の問屋さん)が
決定する書店ランクに基づいて「この店には何を何冊送るのか」
が自動的に設定される「パターン配本」というシステム。

書店ごとの売り上げ規模や傾向、客層といったデータによって
自動的に数を決めることができる効率的なシステムだが、欠陥も。
大書店には優先的に売れる本が多く配分され、
中小書店には、わずか数冊、もしくは入荷なし、ということも多い。

このシステムでは、中小書店の「もっと売りたい」という声は
なかなか聞き入れられません。



(その2に続きます。)
 

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