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こんにちは、「ながしょ」こと店長の長崎です。
熊本の本屋、熊本の書店として皆様に支えられて120周年を迎え、温故知新、人と本の幸せな出会いを演出していきます。
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2010年04月30日

図書館ラクダがやってくる

図書館ラクダがやってくる「図書館ラクダがやってくる」
マーグリート・ルアーズ/著
斉藤規/訳









まず本のタイトルを見て 「図書館ラクダって何だろう?」 と思いました。

「図書館」と聞くと、本の貸し出しを行う施設と、その建物のことを思い浮かべます。
しかし!世界は広いんです…
車の通れない砂漠や山奥に住む人々は、どのようにして本を手に入れ、読んでいるのでしょうか?

これは、世界中のめずらしい移動図書館と、図書館員の活動風景をおさめたおもしろい本です。

こんにちは。スタッフのSです。
子どもの頃は、近所にある図書室に通うのが大好きでした。

本を読む時間が少なくなるにつれ、足が遠のいていたのですが、最近またちょこちょこ図書室へ通うようになりました。

先人が残した遺産の数々を、私たちは簡単に、借りて読むことができます。
図書館は、誰もが平等に知識と文化を授かることのできるすばらしい場所です。

しかし、あってあたりまえのように感じる図書館も、地域によって事情が違うことがこの本からよく分かります。

南西アジアに位置するアゼンバイジャン共和国。
ケレンテルリ難民定住地には、青い図書館トラックがやってきます。
暮らしは貧しく、普段の楽しみも少ない難民定住地の子どもたちは、図書館トラックがやってくるのをとても楽しみにしているそうです。
図書館トラックは難民のための学校を巡回し、1600人の子どもたちに本を届けています。

しかし、トラックの巡回できる地域が限られていること、トラックや本が不足しているという問題もあります。
問題をなんとか解決したい。もっと多くの子どもたちに本を届けたい。
そんな気持ちが伝わってくる、アゼルバイジャンのひとりの図書館員の、こんな言葉があります。

「わたしたちにとって、移動図書館は、空気や水と同じくらい大切なものなのです」

空気や水と同じくらいに。
私にとっても、本はなくてはならない大切なものです。
子どもの頃を思うと、あの頃図書館に通えて、図書館員の方がおもしろい本を図書室に入れてくれて、ほんとうによかったと思います。









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