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こんにちは、「ながしょ」こと店長の長崎です。
熊本の本屋、熊本の書店として皆様に支えられて120周年を迎え、温故知新、人と本の幸せな出会いを演出していきます。
九州でも屈指の歴史とセンスある書店空間で人生・日々の生活に豊かさを添える本のセレクトを心がけています。
上通の書店、当ブログ、あわせてよろしくお願いいたします!

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2008年11月06日

【取材記事】長崎書店探訪記(by健軍・おちゃいち山陽堂)

長崎書店は熊本市の上通りアーケードを入ってしばらく歩くと左手に
見えてきます。ブルーのラインに白地の文字で長崎書店とあるのが
なんとなくおしゃれな感じの本屋さんです。
また、熊本市内では屈指の老舗の書店で、
街の文化発信地の一つになっています。

ではどのくらい古いお店なのでしょう。店長の長崎健一さんに
お聞きしました。創業は1889年、明治22年だそうです。
明治22年は、市制が敷かれ熊本市が誕生した年なのです。

上通り自体も歴史のある街だから、街と一緒に文化の歴史を刻んで
きたのでしょうね。
例えば夏目漱石が熊本に来たのは明治29年のこと。4年3ヶ月熊本で
暮らしていたから当然長崎書店にも頻繁に訪れていたことでしょう。

そんな歴史を物語るのが入り口の横の壁に貼られた、当時の店舗写真。

【取材記事】長崎書店探訪記(by健軍・おちゃいち山陽堂)

モノクロで映し出される明治の建造物は、見るものの心に郷愁を
生み出します。タイムスリップしてこの当時のお店の中に入ったら、
漱石先生がとなりで立ち読みしてたりして・・。
そんな空想も楽しくなります。
そして印象的なのが建物の上に乗っている、とてもシックな時計台です。
この時計台、新しいビルになった今でも屋上に残してあるのです!
上通りの人たちに愛された時計台だったのでしょうね。

さて、中に入ってみましょう。
落ち着いた感じの照明が店内を照らしています。BGMもゆっくりくつろげる
音楽です。静かな雰囲気の中でゆっくり本選びができそうです。

書棚とレジーカウンターの前の通路を通り過ぎていくと、右手に白い壁で
仕切られた小部屋があります。中に入ると、写真家の作品が展示してある
ギャラリーです。ちょっとミニ美術館に迷い込んだよう。

【取材記事】長崎書店探訪記(by健軍・おちゃいち山陽堂)

なんだかとてもおしゃれな気分になります。

そして、そこを出るとお店の中央あたりに本の島が見えてきます。
本の種類はバラバラな感じだけど何か面白そうなタイトルが並んでいます。
「間違いだらけのエコ生活」「スウェーデンで家具職人になる」
「お気に入り着物十二ヶ月」などなど。
ここに並べる基準はなんでしょう。聞いてみました。
基準は、自分たちが気に入って、内容が良いからお客さんにもお勧め
したい本たちだそうです。けっしてベストセラーではないけれど、
本当に読んでもらいたい本はこんなにあるのですよ。
そんなさりげない提案が感じられるコーナーです。

長崎書店は、最近新しく出来てくる大型書店に比べるとこじんまりとして
いる印象ですが、しっかりとしたポリシーをもって経営されています。
それは代々受け継がれているこの言葉に表されています。

「良き書は人を作る。心に種をまく」

その言葉の通り長崎書店はこの上通りの地で、明治以来ずっと、
人の心に種をまきつづけているのだと思います。



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