糸井重里&ほぼ日ブックスフェア スタートしました!

ながしょ

2012年08月05日 14:39



明日8月6日(月)より、当店のギャラリーにて絵本作家・酒井駒子さんと漫画家・松本大洋さんの原画展『小さいことばの原画展。』が始まります。
5月に発売された糸井重里さんの2冊の本『夜は、待っている。』と『ボールのようなことば。』では、絵本作家・酒井駒子さんと漫画家・松本大洋さんがそれぞれ装画を担当されています。当店での原画展開催は、この2冊の出版元である糸井重里事務所さんが「2冊の本のために描かれたすばらしい原画をぜひみていただきたい」という想いで企画を持ちかけて下さったことで実現しました。

そこで当店では「糸井重里&ほぼ日ブックスフェア」を同時開催することになっていましたが、フェアは1日早く本日よりスタートいたしました。期間中『夜は、待っている。』と『ボールのようなことば。』を2冊同時購入のかたに、5枚組ポストカードをプレゼントいたします。ぜひぜひお越しください!




ではここからは、糸井重里事務所さんからのメッセージです。


『夜は、待っている。』は2011年の糸井のことばから編集されたものです。
2011年3月11日に起こった東日本大震災のあと、糸井重里のことばも変化せざるを得ませんでした。
これまで深く意識しなかった多くのことと向き合い、「光の射す方向へ」向かって、祈るようにつむがれた数々のことばは、かつてのシリーズにはなかった種類のものです。
ただ暗いだけでも、ただ明るいだけでもない。重すぎず、軽すぎず、絵空事ではなく、うそぶかず。
そして、光の射す方向へ、進もうとするもの。小さくともしっかりとした希望を秘めたもの。
本のコンセプトを受けて、酒井駒子さんは3枚の絵を描きおろしてくださいました。
この絵以外にあるだろうか、と感じられる、心の深いところに染みこんでくるような絵です。


『ボールのようなことば。』は「若い人に、糸井重里のことばを届けたい。」
そんな、はっきりとした動機から、生まれました。ある程度、歳を重ねた人ならわかると思います。
自分という人間の、根幹に影響した本やことばは、若いころ、成長しているころに、夢中で吸収したものばかりだということを。装画を引き受けてくださったのは松本大洋さん。
装画を描きおろすにあたり、過去の「小さいことば」シリーズ、および収録予定の原稿をすべて読み、「若い人に向けたことば」というコンセプトを踏まえ、いくつものアイディアを出してくださいました。
そして、最終的に描かれたのが、表紙の絵。ご自身も、「とても気に入っている」とおっしゃってくださいました。
また、松本大洋さんは、本のなかにもモノクロのイラストを9点、描き下ろしてくださいました。


夜は、待っている。/糸井重里/装画・酒井駒子/1470円
ボールのようなことば。/糸井重里/装画・松本大洋/777円

関連記事