Life 心をつなぐ小さなお店
小さな町のはずれにLife(ライフ)という小さなお店があります。
そのお店を舞台にたくさんの人生(ライフ)が交差する心温まる絵本を今日はご紹介します。
『Life』
くすのきしげのり 作
松本春野 絵
瑞雲舎
1300円+税
こんにちは、スタッフの中山です。
この小さなお店Lifeは、お店と言っても誰かが働いているわけでも、なにかを売っているわけでもありません。
お客はお店をのぞいて、必要なものや気に入ったものがあれば持って帰ります。そのかわり、自分が使わなくなったものや誰かに使ってもらいたいものを置いていきます。
Lifeが実在するなら、行ってみたい
Lifeに置いてある物は置いた人の想いや人生が詰まっています。
ひとりぼっちの悲しみに暮れていたおばあさんのお話を読み進めていくうちに、私もなにか見えないものによって元気をもらった気がします。
Lifeの作者、くすのきしげのりさんはあとがぎにこう書かれています。
『私は、この作品で「Life(ライフ)」を訪れる人たちを通して、それぞれの「人生」の一コマと、この町の人たちのつながりを書こうと思いました。
「人生」ということを考えたとき、それは「人が生きる」ということだけでなく、それぞれの時間の流れの中で、人と関わりあいながら生きることであり、言いかえれば、「人は、(生かされながら)生きている」ということなのだと思ったからです。』
くすのきしげのりさんの素敵なお話に絵を添えたのは松本春野さん。いわさきちひろさんのお孫さんです。
お二人による心温まる絵本、長崎書店でも入荷した分が即完売して、先日再入荷したばっかりです
レジ横の新刊絵本コーナーに置いています。
是非お手にとってご覧ください。
みなさんだったらLifeに何を置きますか?
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