La!Bunko2013 文庫セレクターのご紹介⑩

ながしょ

2013年10月19日 11:41

本日もラブンコの文庫セレクターのみなさんと選んでいただいた文庫本を紹介いたします。本日は4名ご紹介いたします。

セレクターのみなさんへのアンケートで教えていただいたその他のおすすめ文庫や、文庫本への想い、読者へのメッセージなどもこちらで紹介させていただきます。
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古庄修さん
 天然生活編集長。1963年熊本県生まれ。慶應義塾大学卒業。学習研究社、ぶんか社、アスコムなどを経て09年より現職

赤頭巾ちゃん気をつけて/庄司薫/新潮文庫/483円

70年安保闘争の時代、「みんなを幸せにする」ため、戸惑ったり怒ったりしながら「海のように大きく優しい男になろう」と決心する主人公。照れたり斜に構えたりせず、人々の幸せを叫ぶことが、いま、とても大切に思えます。



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松原史典さん
 グラフィックデザイナー。デザイン事務所マークデザイン代表。の1人。そしてバドミントンクラブ松原キッズ代表。の1人。

虚無回廊 全3巻/小松左京/ハルキ文庫/第1巻・第2巻580円 第3巻560円

SF大好き。でも長編は苦手。星新一さん派です。でも、「突如出現した長さ2光年。直径1.2光年という驚異的スケールの円筒形の物体。」とかそういうのに弱くて手を出しました…最高でした。未完ですが最高です。


松原さんのその他のおすすめ文庫
 ●きまぐれロボット/星新一/角川文庫/380円
 ●盗賊会社/星新一/新潮文庫/452円

文庫本への想い、読者へのメッセージなど
 いろんな話を読むのは好きです。が、一度間が空くと、さらに間が空いてること、本を読んでいたことも忘れて、思い出した頃には本の内容も忘れてアウトな私には短編が最高。

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松藤陽子さん
 専業主婦から、2000年10月より、54才で阿蘇白水郷美術館館長

アンのゆりかご 村岡花子の生涯/村岡恵理/新潮文庫/788円

腹心の友、歓喜の白路、「赤毛のアン」の日本語の美しさから創造した世界を、訳者村岡花子と重ね憧れ続けた人のために村岡花子が「赤毛のアン」を訳すまでの生涯を孫の恵理さんが書いた「アン」の完結編のような本。



松藤さんのその他のおすすめ文庫
 ●アンの思い出の日々 上・下/モンゴメリ/新潮文庫/上・下巻ともに788円
 ●交響曲第一番 闇の中の小さな光/佐村河内 守/幻冬舎文庫/600円

文庫本への想い、読者へのメッセージなど
 最近、本屋さんにならんでいる文庫本の表紙カバーデザインで、本を選んでみるのも楽しいです。それで分野の違う本も読むようになりました。


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森本真弘さん
 農業兼デザイナー。農業とデザインを融合した新しいカタチ、LaToの代表。人生は楽しむ!をモットーに活躍中!!

ハードボイルド/ハードラック/吉本ばなな/幻冬舎文庫/480円

表紙に描かれた少女の表情のように暗く重い話。読み進めるのをためらうくらい重い気持ちになりますが、怖いもの見たさに読み進めたら、最後にトンネルを抜けたような安心感が沸く作品です。



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本日は以上です。文庫セレクターのご紹介は次回で最後となります。よろしくお願いします!
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