生誕111年・没後30年 小林秀雄さん
みなさんこんにちは、スタッフの児玉です。1冊ご紹介いたします。
その独創性ゆえに芸術とまで言われる批評活動を行なった小林秀雄さん、今年は生誕111年・没後30年ということで、特集を組む雑誌などがちらほらと見受けられます。
なかでもお薦めしたい1冊が雑誌『考える人2013年春号 特集・小林秀雄 最後の日々』です。なんと、文芸評論家の河上徹太郎さんとの初公開の対談音源が収録されたCDが付いています(70分弱)。明らかに酒に酔っておりながら、あるいは酔っているからこそでしょうか、軽妙かつ深い言葉のやり取りを聴いていますと詩や小説を読んでいるときと同じような時間が流れ始めます。
文芸書コーナーでも、ミニフェアのような形で展開しております。よろしくお願いします。
考える人2013年春号/新潮社/1500円
関連記事