平素は格別のお引き立てを賜りありがとうございます。
店長の長崎でございます。
長崎書店の文庫フェア「La!Bunko」、昨日9月30日をもちまして
大盛況のうちに終了いたしました。
1か月の期間中には、たくさんのご来場、お買い上げ、応援のメッセージなど、
大きな大きな喜びや楽しさ、やりがいを皆様から頂戴いたしました。
今年7月に入って、急ピッチで準備から開催へと駆け抜けた3ヶ月間の間に、
素晴らしい経験や得難い御縁など、モノやおカネでは得ることのできない
大切なものを皆様から頂き、私含めスタッフ一同、心より有り難く思っております。
数年前より「街の本屋さん」の経営は困難な時代になった、とよく言われています。
とくにここ最近では電子書籍やネット販売・メガ書店の台頭で、さらにその傾向は加速する、と。
たしかに消費者や読者の方にとって、新しい便利なもの・方法が台頭すれば、
当然そうなっていくだろうと思います。
しかしそんな時代だからこそ、「街の本屋さん」の存在がより輝く時代になる!
と私は力強く確信しております。
「街の本屋さん」はただ本を仕入れて売る場所にあらず。
その地域における文化・芸術・コミュニティ・情報が集約して融合して発信していく拠点。
そんな可能性を秘めた「ハブとしての場」であると考えています。
今回のLa!Bunkoという企画は、「本を売る」という本来の機能と
地域における「ハブとしての場」という機能をドッキングさせた企画です。
熊本の各分野の第一線でご活躍の皆様のオススメコメント。
熊本の一流のデザイナー・イラストレーター・写真家etcのクリエイティブの
方々によるビジュアルやツールの作り込みによって大手出版社文庫フェアに
勝るとも劣らないイベントクオリティ。
さらにはラブンコナイトやトークショーなどの付随イベントまでやってしまう・・
「もうこれ以上はできない!」というレベルまで徹底的にやりきろう!
正直しんどさもありましたが笑、それをはるかに上回るワクワクがありました。
「相当な反応はあるだろうなあ!」とチームやスタッフと期待していましたが・・
はたして、熊本市内外から予想をはるかに上回る反響をいただきました。
スペース内にご用意した「本の木」やスケッチブックにもたくさんの
コメントをお寄せいただいたり、メールやはがきでもメッセージを頂戴いたしました。
そして期間中、La!Bunkoの累計売上冊数が1850冊を上回るという数字も出ました。
(当初の在庫は約1200冊でした)
数字の面から見ましても、これは驚異的なことなのです!!
今回のLa!Bunkoをやったことで得られた、たくさんの御縁と経験。
この目に見えないけれども貴重な財産をエネルギーに変えて、
もっともっと喜んでいただける店づくりや企画づくりを楽しんで、
長崎書店は「熊本で最も愛される本屋」となるべく新しい一歩を踏み出します。
あらためまして、「La!Bunko」を愛し、支えて、応援してくださった皆様に
心より御礼を申し上げます。
今後ともスタッフ一同、一層の創意工夫を重ねてまいります。
これからも長崎書店をお引き立てくださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
本当に本当に、有難うございました!
長崎書店
長崎健一 拝