熊本の100人に人気な作家ランキング
第1位 谷崎潤一郎さん 6人の方がオススメ
第2位 沢木耕太郎さん
村上春樹さん それぞれ
5人の方がオススメ
第3位 開高健さん
村上龍さん
山本周五郎さん それぞれ
4人の方がオススメ
と、このような結果でした。谷崎潤一郎さん大人気!さすがです。
La! Bunkoの100冊にその名を連ねていないにも関わらず、
『その他のオススメ』で高い人気を誇っていたのが
池澤夏樹さん。
3人の方がオススメしておられます。
カタログの『その他のオススメ』、
とてもおもしろいので皆様お見逃しなく!
では本日も文庫セレクターの方々を紹介してまいります。
小崎信夫さん
出版社勤務。熊本の出版社に勤めてあっという間に23年。SF、文学、ミステ
リ、マンガ、地図本までとにかく本が好き。ライフワークは国内外の旅。
草枕/夏目漱石
漱石が熊本にいた頃に執筆した、郷土にゆかりのある一冊。現在の上熊本から天水の小浜温泉を目指して歩く、山道の描写を読み進むうちに、自分の足でトレースしてみたくなる。2度、3度と読み返してしまいます。
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進藤久明さん
シンガーソングライター。デビュー以来、日常から逃れられない市井の人たちの
「底」を支える。熱き魂の歌を全世界に向けて発信中。
一瞬の夏/沢木耕太郎
未だにギラギラと褪せる気配すらないノンフィクション。志すものがある者にとって、強く成りたい!と思う以上に「己の弱さを最も強く理解すべし!」というメッセージを突き付けてくる孤高の一冊。ツアーには必ず持参しとるとです。
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池田美樹さん
マガジンハウスAge編集長。『olive』『Hanako』『クロワッサン』『an・an』編集
部を経て現職。俳句とゴスペルとデジタルガジェットいじりが趣味。
現代俳句歳時記 秋/角川春樹 編
「新涼」「月」「流星」「花園」「七夕」「新酒」「葡萄」、これらはみんな秋の季語。眺めているとワクワクする。この歳時記はわかりやすい例句が多いところが好き。いつも持ち歩いている親友のような一冊。
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若松剛さん
美容師。2006年にhair salon gardenを設立。2010年10月に移転。
リニューアル予定。
グレープフルーツ・ジュース/オノ・ヨーコ
ほじめは、こんな素敵な大人になりたいと思い、詩の内容を理解しようと必死でした。しかし、読みすすめていくうちに、言葉のパワーに引き込まれ「心」で感じることだと思いました。優しく、そして刺激的な一冊です。
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日置経尊さん
タンクマ編集長。'77年11/4生まれ。菊池市泗水町出身。三度の飯より本と音
楽と服好き。モットーは“森羅万象に多情多恨たれ”
ビジネスマンの父より息子への30通の手紙
/キングスレイ・ウォード
「これを読めば、失敗の確率が下がる」。人生には大きな壁と落とし穴が多数あるが、その対処法が30通の手紙で語られる。努力をどのようにして成功に結び付けるか。目から鱗のヒントが500円で買える!!
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上田圭子さん
作曲家・ピアニスト。今回の文庫フェアの映像音楽を作曲&演奏。'05年単身渡米、バークリー音楽大学映画音楽作曲科を首席卒業し'08年帰国。
クヌルプ/ヘルマン・ヘッセ
「詩人になるか、でなければ何にもなりたくない」というヘッセの生き方に共感しつつ彼の作品は大好きです。主人公クヌルプの雪の中での最期がとても美しくて…私もあんな最期を迎えたいと思ってしまいます。
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神田明子さん
肥後象眼師。2002年肥後ぞうがんを作り始める。昼は肥後ぞうがんを作り、
夜はアイスを食べ黒猫と戯れる日々。
陰翳礼讃(いんえいらいさん)/谷崎潤一郎
生活にある、なんだかもやもやとした違和感に谷崎の美意識によって焦点を合わせられるようなしっとりとした一冊です。そうそうそうと同調しながら、読んでしまいました。
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河野恭一郎さん
不動産会社勤務。greenbird熊本チームリーダー。海外生活経験あり。B型・
乙女座・左利き。趣味は、吞み会とグリーンバード。
さぶ/山本周五郎
海外生活から帰国後、出会った本だったと思います。日本が美徳とする義理や人情を、ある意味文化的美しさまで高めた作品ではないでしょうか。この美しさを理解できる楽しさは日本人ならではのものと思います。
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下山裕さん
珈琲屋店主。アナログとデジタルの狭間で生きてます…。
清貧の思想/中野浩次
今の時代にあえて読む。そして数十年後に再読す。清貧の解釈を読み砕けたのか、自らの生涯をも垣間見る…まるで玄米のような一冊。
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貴照梨左さん
企画アドバイザー。経営・個人相談の仕事を活用してアーティスト原田真二の
イベント企画を中心としたあ事務所設立。町興しCD「ガマダス」発売中。
車輪の下/ヘルマン・ヘッセ
小学生の時、良い子でいないといけないと思うことが苦しく、自分が分からなくなったときにこの本の中で自然児でいいんだと知りました。大人になった今も自然児?のまま自分の想いに突き進む今があります。
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細川護光さん
やきもの屋。各地で修業後、2006年熊本に窯を開く。
趣味は土探し。
旅をする木/星野道夫
旅に出たくなります。
旅をしたきになれます。
旅って何?
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内野勢津子さん
イラストレーター。雑誌・広告・商品パッケージ・HP・他にイラストを描かせて頂
いてます。趣味は、アクセサリー作り、食器集め。
夜の樹/トルーマン・カポーティ
大好きな世界観です。こちらに収められている“ミリアム”をテーマにイラスト展「バラは活けられた」を開催した事も!!幻想的で描写も素敵な作品です。何度も読み返して‘うっとり’しております。