島田美術館に行って来ました。
こんにちは。スタッフのSです。
まだ少し肌寒いですが、風や陽射しが春めいてきたこの頃。
今日は、島田美術館の「春を待つ布 宮崎直美織布展」に行って来ました。
以前、書道の先生から宮崎直美さんの織った布を見せていただいたことがありました。
霞がかった薄紅色をした布が、桜の木の皮で染められたものだと知った時は驚きました。
「桜」と聞くと、花の姿を思い浮かべるものですが、その花の木の“皮”で糸を染めると桜色になるのが不思議で不思議で…。
以来、宮崎直美さんの織布展に行きたいと思っていました。念願かなってうれしいです。
写真のピンク色のストールは、桜の木の皮で染めたものです。
薄い緑色は、ヨモギ。灰色は墨や、ネズミモチという木の実を使うのだそうです。
植物由来の染料だけでは色落ちしてしまうため、、草木染めには「媒染」(ばいせん)といって、鉄や灰を使って染料を糸に定着させる工程があるということも知りました。
草木染めについて色々なお話が聞けておもしろかったです。
展示場では販売もしています。
春に桜色のスカーフを巻いてお出かけ…というのも素敵ですね。
高台の静かな住宅街にある島田美術館。
鑑賞の後はカフェ「木のけむり」でひと休みできます。喧騒を忘れてゆっくり過ごしたい時におすすめです。
「春を待つ布 宮崎直美織布展」は3/4(木)~3/14(日)までです。
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