イベント『MONKEYの出発』終了報告
下の写真は、会場の最後方から撮らせていただいたものです。ステージ上の向かって左にいらっしゃるのが柴田元幸さん、右にいらっしゃるのが小島ケイタニーラブさんです。遠目の写真になりますがみなさまご了承ください。
イベントはまず、ポール・オースターに関するヴィジュアル資料を使った柴田さんのトークから始まりました。普段文章の中では出しにくいものばかりということで、大変貴重な資料の数々を説明しながら見せてくださいました。
つづいて、『MONKEY』に収録されているオースターの作品『フルーム族』の朗読で、ここからは小島ケイタニーラブさんもギターを持って参加。朗読にじわりじわりと演奏が加わわって、本の世界が立ち昇ってくるような、独特なムードが漂いはじめました。
小島さんはいわばMONKEY専属ミュージシャンだそうです。創刊されたMONKEYも大好きだし、柴田元幸さんをはじめとするMONKEY一座と一緒に色んな所を巡れる喜びをこめた、その名も 『MONKEY 』という曲を披露されました。これが本当に名曲!
この後も、オースターの『オーギー・レンのクリスマスストーリー』の朗読(柴田さん)や、新刊『アメリカン・マスターピース古典篇』からエミリー・ディキンソンの詩の朗読(小島さん)、お二人でビートルズの曲から『Here Comes The Sun』を演奏されたりと充実した内容でした。総理大臣にも会社の社長にもなりたくはないけどミュージシャンにはなりたかったという柴田さん、演奏もすばらしかったです!
朗読のイベントということで会場自体は静かだったのですが、ご来場くださったみなさん、ステージに気持ちが集中し、どんどん情動的になっているご様子でした。
濃密な時間とはこのことかと思えるような、本当にすばらしいイベントとなりました。柴田さん、小島さん、そしてスイッチ・パブリッシングの新井さん、本当にありがとうございました!
そしてご来場くださったみなさま、本当にありがとうございました!
イベント告知のパネルにサインもいただきました。
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