2012年07月18日 10:02
ここに平山亜沙子編集の純粋個人雑誌「趣味と実益」の創刊を宣言する。
「趣味」とは人間が自由時間に好んで行う事柄のことである。余輩の一年一ヶ月一日はほぼ自由時間にして、それを利用する本誌の作成も趣味といえる。とはいえ、霞を喰って生きるわけにもいかぬので「実益」の登場と相成る。本誌は一人で作成しているため精々二〇頁前後の薄きに堕するが、にも関わらず五〇〇円と設定している。これは雑誌本体の価格というよりは、余輩の主義への投銭であり、さらに事を進めるならば余輩の生活の後援の意味もある。本誌を買えば貴兄は自動的に余輩のパトロヌスとなる仕組である。
然り而して本誌の主義について借耳を拝するならば、本誌の主義は簡単簡潔、自分中心主義である。自分で見たもの聞いたもの感じたもの考えたものを信用する、それのみに生きるのが本誌の提唱する自分中心主義なのである。
とはいえ、いきなり自分中心主義といわれても何が何やら川端柳であろうから、本誌がそのお手伝いをしていこうという次第である。貴兄等も趣味と実益を兼ねて本誌を読まれたし。