こんにちは。スタッフの石川です。
今日、ご紹介するのは、「くまのプーさん小さなしあわせに気づく言葉」という本です。
プーさんが「菜根譚」の言葉をわかりやすく教えてくれます。
いくつかご紹介します。
いちばんふつうが、いちばんすごい
派手にかざり立てられたものは、
とりつくろった、にせものかもしれない。
ほんとうにすごい人は、
とてもふつうに見えるもの。
どんなところにも、たのしみはある
この世界は、たのしみに満ちている。
りっぱな家でも、古くて小さな家でも同じ。
すぐ近くにあるしあわせに、
気づかずにいるだけなんだ。
つらさのなかに、よろこびがある
つらいと思うときに、ほんとうは
面白さやよろこびがあって、
得意まんめんでいるときに、
つらさやかなしみが隠れているんだ。
ムリをしなくても、大丈夫
ムリしてきれいなこころになろうとしなくても、
にごりをとっていけば、自然にきれいになるもの。
ムリしてたのしくなろうとしなくても、
苦しみをとっていけば、自然にたのしくなるもの。
「いま」のことだけを見つめて
過ぎさったむかしのことは気にしない。
遠い未来のことを思い悩まない。
いま、ここにあることをひとつひとつ
やっていけば、迷いはなくなるんだ。
ムリせず自然でいれば、いろいろなことはすべてうまくいくんだなと、この本を読んで思いました。
けれど、苦しいときに前向きな考えを持つことはとても難しいことです。
頭ではわかっているけど、感情がついてこない・・そんな感じだと思います。
考え方のコツみたいなのがあるといいのかもしれませんね。
最近、こういう話を聞いてなるほどなぁと思いました。
ある営業マンが100万円の商品を売り歩いていました。
しかし、高額なため、100人に一人しか買ってくれません。
同じ同僚は断られるたびに落ち込んで帰ってきましたが、この営業マンは毎日ニコニコしながら帰ってきました。
同僚が不思議に思って、「どうして君は断られても明るくいられるんだい?」と聞くと、営業マンはこう答えました。
「だって100人に一人、100万円の商品を買ってくれるってことは、一人断られるたびに一万円手に入るということじゃないか。100万円が近づいてくることにわくわくするよ」
売れたときの喜びは同じでも、その過程がまるで違います。
このニコニコしている営業マンは楽しそうなので、もしかしたら80人くらいで買ってくれる人があらわれるかもしれません。
結果がどうかというのも大事ですが、過程のほうがもしかしたらもっと大事なんじゃないかと思います。
過程を楽しむということは、それだけ強いパワーを持つものです。
「つらさのなかに、よろこびがある」
このプーさんの言葉を忘れないようにしたいと思います。
今日も幸せな一日になりますように。