7月上旬に6日間、1人で車を走らせて、福島を巡って来られた藤代さん
そこで撮影してきた風景や人々をスライドショーで流し、解説をして下さいました
普通の平和な日本の風景が続きます
放射能は目では確認できません
ある小学校の水道の蛇口付近が6日間の中で1番高い数値を示したそうです
それは国の基準値の約4万5千倍
避難区域に指定される前にそこで遊んだ子供がいたことでしょう
使命感で在住を決意し、生きる人々
先祖代々続いてきた家業を手放し、生きる人々
正しい選択肢は、自己判断でしかありません
頭では分かっていても、行動できないことがたくさんあります
津波の被災地は被災から半年経った今もひどい現状です
田んぼには水が張られず干上がり、雑草が生い茂ります
海から約2キロ離れたところに40隻の船がそのままになっています
瓦礫の山の1つ1つは、家族を守る柱であったり、たくさんの思い出です
1時間以上あったスライドショーは拍手が不相応に感じるほど、
静かに、そして皆の心に確かな重みを残して終わりました
藤代さんは最後に言いました
「趣旨を理解して参加している皆さんはとても勇気があります」
サイン会には長蛇の列ができ、1人1人向き合って話をされていました
今回のタイトルは「福島」1
「福島」2、3と情報を更新して、各地を回られるとのこと
熊本という地に暮らす私達も決して他人事ではありません
継続し、判断し、行動する必要があることを教えて下さいました
心よりお礼申し上げます