ごえんの法則

ながしょ

2011年07月02日 11:10

ごえんの法則 五つの「えん」の意味を解く
小林正観/著 出版社名 : 大和書房
出版年月 : 2010年6月
ISBNコード : 978-4-479-79297-0
(4-479-79297-X)
税込価格 : 1,500円
頁数・縦 : 238P 19cm








ごえんとは五つの「えん」のことで、縁、円、援、宴、園と書きます。
人との「縁」、支え合う「援」、楽しい「宴」、お金の「円」、集まりの「園」。

この五つの「えん」を味方にすることができれば、人生はとても豊かになります。

こんにちは。スタッフの石川です。

今日、ご紹介するのは、「ごえんの法則」という本です。

小林正観さん流の楽しいお話がたくさん載っていました。

この中から「援」の項目に書いてあったお話をご紹介いたします。



世界のホームラン王・王貞治さん。
現役時代の王さんは、打ち終わった後にバットを投げ捨てることはありませんでした。
必ずバットのヘッドが地面に着いてから、着けた状態で放すというバットの置き方をしていました。
同じような志向性をを持っている野球選手が、約30年ぶりに登場しました。
その人もバットを放り投げない。
必ずヘッドをつけて、地面に着いた状態で手を離す。
世界の安打製造機・シアトル・マリナーズのイチロー選手です。

道具を大事にしているふたりは前人未踏の大記録を打ち立てました。
道具を大事にしていると、どうも成績がついてくるみたいだ。
もしかすると、ピッチャーが投げたボールがググッと変化した時に、バット自身がこの人の役に立ちたいとボールを捉えにいっているのかもしれません。
バットが味方をしている。
守備でファインプレイを見せるイチロー選手のグローブは、いつも大切に扱われているお礼として、自らボールを捕りにいっているのかもしれません。

ホームランを打たれると、自分のグローブを足下に叩きつけるピッチャー。
三振をするとバットを地面に叩きつけて折ってしまうバッター。
このように道具に当たり散らすような人生観を持っている選手が、大成したのを見たことがありません。
自分が使っている道具を味方につけることができる人は、道具からも応援される人は、当たり前のようによい仕事をするのです。

(本文より)


私は野球にはそこまで詳しくはないのですが、確かにイチロー選手が打てなくてバットを叩きつけているところは見たことがありません。

スポーツに言えることだけでなく、仕事でも普段の生活でも、道具を大切にする人は、なんだか心が穏やかで落ち着いているような気がします。

物を大事にできる人はきっと人も大事にできる人でしょう。
人を大事にできる人はきっと自分も大事にできる人でしょう。

大切に扱わなくていいものは、この世界にひとつもないんじゃないかと思います。

ましてや自分の身の回りのもの、自分の身の回りの人たちは、もっと大切でかけがえのないものです。

道具は大事に使うと大変長持ちすると聞いたことがあります。

車を十年以上も大切に乗っている人や、靴を手入れして何年も大切にはいている人が私の周りにいますが、その人たちは、とても素敵な笑顔でよく笑う素晴らしい人です。

私も見習って物や人をもっと大切にできるようになりたいなぁと思います。



今日も幸せに気づける一日でありますように。


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