価格品質広告で勝負していたらお金がいくらあっても足りませんよ

ながしょ

2011年01月03日 17:58

川上徹也/〔著〕
出版社名 クロスメディア・パブリッシング
出版年月 2009年6月
ISBNコード 978-4-8443-7066-6
(4-8443-7066-9)
税込価格 1,470円








この長いタイトル、思わず
「これがタイトル?」と
疑ってしまう長さ。

実は、帯用(本に巻く用紙)に作成した
ものだったそうです。

川上氏が帯用に作成したものを編集長が
これがタイトルでいいじゃないか、という流れ。

確かに目をひくタイトル・表紙です。
では、価格、品質、広告で勝負せずして、
どのように勝負したら良いのでしょうか。

答えは続きを読むから↓↓↓
こんにちは、スタッフのTです。本日はビジネス書を1冊ご紹介致します。


この本、ビジネス書担当の私としては、
ちょっと前から気になっていたんです。

ある日の入荷より完売し、追加でいれても完売。
じわじわとコンスタントに売れていました。

また、村尾隆介さんの「安売りしない会社はどこで
努力しているか」の本と並べて置くと表紙が似ている
ことも気になっていたんです。
(実は表紙デザインをされている方は同じらしいです)

さらには、書店業界で流通している新聞の一面にこの本の
著者である川上氏が掲載されていたことも大きなきっかけと
なりました。

ということで、満を持してつい先日読んでみました。
価格、品質、広告で勝負をできない会社が生き残る統べは
「ストーリー」でした。

このストーリーを導入した数々の会社の例(二章)が胸に響きます。

旭山動物園、げんべい、埜庵など小さいけれど輝いている
会社の志がストーリーを通して引き付けます。

ビジネス書を読んでいるのに、既に例の会社のファンに
なってしまう、そんな力がストーリーにあることがわかります。

志とか理念とか、分かってそうで分からなかったことが、
わかる、わかる、わかると何度も頭を縦に振りました。
そして大切だと気付きました。

会社を楽しく皆で協力して盛り上げていける、
そのエッセンスの詰まった本でした。

本年のスタートを、明るい未来を描いて切れると
感じた本のご紹介でした。
関連記事