イベント“フェアトレードて何だろう?” 終了報告
フェアトレードシティ推進イベント
「フェアトレードって何だろう?
~村上美香(KKTアナウンサー)が聴くはじめてのフェアトレード~」
開催されました!
右から
くまもとフェアトレードシティ推進委員会委員長の
明石祥子さん
「100万人のキャンドルナイト」呼びかけ人代表でもある、
文化人類学者・明治学院大学教授の
辻信一さん
今回のトークイベントで聴き手を務めてくださった
KKTアナウンサーの
村上美香さん
です。
たくさんの方が来て下さいました。
ありがとうございます!
世の中に数ある
“安くて良いもの”
その安さが一体どのようにして実現されているのか
皆様疑問に感じたことはありませんか?
製品や原料が“フェアでない”条件で取引されているのです。
貿易において立場の弱い途上国には、たくさんの低賃金労働者がいます。
私たちが享受している、いわゆる“豊かさ”の裏側には
実は児童労働や貧困、環境破壊の問題があるのです。
トレードとは売買取引や貿易のことです。
ではフェア(公正)でない取引とは何でしょうか?
取引とはそもそもフェアであること、等価交換であることが前提ではないのでしょうか?
しかしながら
フェアトレードは
今のところ“目指さなければならない”トレードスタイルなのです。
では、こんな世界規模のテーマを前にして
私たちに出来ることは何でしょうか?
それは
“思いやり”の心を持つこと。
1人対1人の場面において、どうすることが
正しいのかを考えるのは
正しさについてのそれぞれの主張が衝突しかねない(国対国なら戦争です)、
けれどお互いが、どうすることが
フェアなのかを考えることは
つまりお互いが思いやりをもって関わることは
平和をもたらすことしかありません。
これは人対人だけにとどまる話ではありません。
地球上には動物や植物も含めたくさんの生命が存在します。
私たち人間が生きるために食べているもののほとんどが「命」です。
私たちは地球上でフェアに暮らしているでしょうか…?
フェアトレードは思いやること、
核にあるのはつまり
「愛」に他なりません。
さて、今回のイベントでは以上のようなお話を聴くことができました。
紹介しきれないほどたくさんのお話が聴けました。
フェアトレードとは、単に慈善活動であるわけではなく
皆様自身の幸せな未来を築いていくための活動です。
難しいことではありません。思いやりを持つことから始める、
今すぐに始められることです。
最後に辻さんは、アフリカに伝わるある民話を紹介してくださいました。
ある時起きた山火事をに
一羽のハチドリが、嘴に水を含んできては
山の上からひとしずくずつ落としました。
それを見ていた他の動物たちは嘲ります…
「そんなことをして一体何になるんだ」と。
ハチドリは答えました…
「私は私にできることをしているだけ」。
ハチドリのひとしずく
いま、私にできること
辻信一/監修
出版社名 光文社
出版年月 2005年11月
ISBNコード 978-4-334-97491-6
(4-334-97491-0)
税込価格 1,200円
この本でも絵本になって紹介されています。
私も、自分にできることから始めようと思います。
イベント終了後記者会見さながらに写真を撮られている御三方。
ほんとうにたくさん学ばせていただきました。
ありがとうございました!!
フェアトレードくまもとについては⇒
http://www.fairtrade-kumamoto.com/
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