しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん

ながしょ

2010年10月23日 18:25



こちらは「こどものとも 年少版」2010年2月号です。
高野文子 作・絵 「しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん」
税込410円




男らしい寝具が魅力の絵本です。
こんばんは。スタッフのSです。
ふとん…なんと良い響きのする言葉でしょうか。
そこで眠り、夢を見るふとんには何やら創作意欲を掻きたてるものがあるようで、
ふとんを描いた絵本はたくさんあります。

その中でもこの「しきぶとんさん かけぶとんさん まくらさん」はちょっと異色…かもしれません。

男の子が夜、しきぶとんさんにお願いをします。

「しきぶとんさん しきぶとんさん
あさまで よろしくおねがいします
あれこれ いろいろたのみます

どうぞ わたしのおしっこが
よなかに でたがりませんように」
と。

このお願いにたいするしきぶとんさんの答えが大変たのもしいのです。

「まかせろ まかせろ おれにまかせろ
もしも おまえのおしっこが
よなかに さわぎそうに なったらば
まてよまてよ あさまで まてよと
おれが なだめておいてやる」


漢ですよ、このふとんは。
これを読めば、暗い部屋もこわい夢も怖くなくなりそうです。
しきぶとんさん、かけぶとんさん、まくらさんが「まかせろ」と守ってくれますからね。








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