絶叫委員会

ながしょ

2010年05月30日 00:00




絶叫委員会―天使的な言葉についての考察 (単行本)
穂村 弘 (著)

単行本: 193ページ
出版社: 筑摩書房 (2010/05)
ISBN-10: 4480815090
ISBN-13: 978-4480815095
発売日: 2010/05
商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 1.4 cm

「お前ってトンボに似てるよな」

「でも、さっきそうおっしゃったじゃねえか!」

「日本人じゃないわ。だって、キッスしてたのよ」

「飲んだあと、口が素晴らしいお茶です」

監督「一分でエネルギー貯めろ!」 選手たち「はい!」

町には、偶然生まれては消えてゆく無数の詩が溢れている。
不合理でナンセンスで真剣で可笑しい、
天使的な言葉たちについての考察。
こんにちは、スタッフCです

家で、学校で、お店で、バスや電車の中の他人の会話などからも・・・。
聞くとなしに聞いているとたまに「え、今の日本語は一体?」って疑問に思うことなどありませんか。

この本にもそんな、「致命的」であり「ナンセンス」であり「直球的」であり、色々な言葉が紹介されています。

歌人の穂村弘さんが的確なつっこみや独自の考察を入れているのが楽しくて、すいすい読めちゃいます。
一人で読んでいると、クスっと笑ったりニヤっとしたりしてしまいます。周囲の人に怪しまれないよう要注意です。

芸術表現と紙一重の「天使的な言葉たち」。
それは「偶然生まれては消えてゆく無数の詩」とも言えます。

こういった言葉を探しながら眺めると世界はまた面白くなるかなあ、と思いました。おもしろかったです。
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