賢者たちのメッセージ

ながしょ

2010年07月10日 11:10


光田秀/編著 江原啓之/〔ほか述〕


出版社名 PHP研究所
出版年月 2006年9月
ISBNコード 978-4-569-65483-6
(4-569-65483-5)
税込価格 1,000円
頁数・縦 239P 18cm




エドガー・ケイシーに学ぶ、見えない世界からの大切な教え
こんにちは。スタッフのIです。
今日、ご紹介するのは、「賢者たちのメッセージ」という本です。

本書は、米国の霊覚者エドガー・ケイシーに深い関心を寄せる8人の識者の方々とのインタビューをまとめたものです。


江原啓之

人は何のために生まれてくるかというと、体験し、感動するためなんです。
そして「感動」というのは、喜ぶことだけではないんです。
喜・怒・哀・楽がすべて感動なんです。

ですから私はよく講演などでも申し上げるんですが、失敗してもいいから体験しなさい、その失敗でいろんなことを学べるはずですから、と。
多くの人は、つつがなく平穏な人生を送りたいと思うわけですが、それは成長のない人生です。
思う存分、やりたいことをやって生きるのが、この世の正しい生き方だと私は思っています。


斎藤一人

人間というのはね、次々と問題が起きるだけなの。
それを「困った」と思えば、困った状態になるんだよね。
でも、それを解決すると、一つ上がれる。
仕事の問題を解決すれば、仕事で一つ上に上がれるし、人生の悩み事を解決すれば、それで人生が一つ上がるんだよね。

だから、神様は人を困らせようとしているわけではないんだよね。
問題が解決できないから困るんであって、その問題を解決すれば一つ上がる。
だから、困ったことが起きているんではなくて、自分をステージアップさせるための階段が出てきているだけ。
だから、一段一段上がって行けば自分がどんどん上がって行くだけなの。
だから神様に愛されているというのは何の問題も起きないんじゃなくて、問題が次々に起きるから神に愛されているの。

(本文より)



体験し、感動するために、私たちは生まれたと江原さんは言っています。

たとえば、私たちがふわふわ宙に浮いている魂であったなら、何でもすり抜けていけるし、どこにでも自由に動くことができます。

だけど、手で何かに触れることができませんので、感じることができません。
口で何かを食べることができないので、味わうことができません。
耳で音楽を聴くことができませんし、においを嗅ぐこともできません。
素晴らしい景色を見ることもできません。

そう考えると、一見、不自由にも見える身体があることはすごく素晴らしい体験であると感じることができます。
喜んだり、歌ったり、痛かったり、泣いたり、食べたり、踊ったり、魂のときには決してできなかったことを、今は思い切り体験することができるのです。

斉藤一人さんは、困ったことは起こらない、問題が起きるときは上に上がるチャンスだと言っています。
大きな壁が目の前に立ちふさがっているように見えるとき、それは本当は壁ではなくて、大きな階段であると考えてみると、その壁に向かう意識も変わってきます。

「ピンチはチャンス」という言葉はずいぶん前から言われていますが、本当は「ピンチこそ上に上がるチャンス」なんですね。

体験し、問題を乗り越え、上に上がること。それが生きることのすばらしい醍醐味なのかもしれません。



今日も幸せな一日になりますように。



関連記事