2010年04月10日 11:10
思い通りに生きたいのなら、
あなたの内なる声に
耳を傾けてください。
人生は自分で選んで
生きていくものなのです。
映画「トゥルーマン・ショー」の中でジム・キャリーは、そうとは知らずに全生涯を彼の世界がすっぽり入る大規模なテレビのロケセットの中で生きる、という役を演じていました。
トゥルーマンは自分の意思で選択をしていると思っていますが、実は人生のすべてが遠くの制御ブースから観ているプロデューサーの計算によって操作されているのです。
じきにトゥルーマンはその企みを嗅ぎつけ、決して出ようとしたことのなかった小さな町から逃げ出そうとします。
しかし、その人気テレビ番組の続行のために、プロデューサーらはトゥルーマンが自由になろうと努力するたびに、障害につぐ障害を設定するのです。
ある時、制御ブースにいるアシスタントがプロデューサーに尋ねました。
「彼は脱出できるでしょうかね?」
プロデューサーは、真顔で答えました。
「彼が心からそう決意したなら、いつだってできる。本当のところは、彼はこの世界のほうがいいのだ」
あなたが生きている人生は、あなた自身が望んだものですか?
それとも、誰かがあなたにそうさせたがっているものですか?
時折、他人に決めてもらうほうが楽に思えることもあります。
でも、大切な人生の選択を怠慢にするなら、あなたは自分自身が何者であるかを決して知ることはないでしょうし、あなたがもつものを世の中にもたらすこともないでしょう。
ベンジャミン・フランクリンは、こう言いました。
「ほとんどの人は25歳で死ぬ。だが、75歳になるまで埋葬はされない」
肉体の死は、必ずやってきます。けれども、魂の死には選択の余地があります。
しかも、悲劇的です。外見的には申し分なく生き生きとし、通常の活動をつづけていても、魂が弱りきっていれば、それは本当の意味で生きているとはいえません。
どれだけ人生をしっかり体現するか、取り逃がしてしまうかは、自分自身の選択がどれだけ真実かにかかっています。
作家のロバート・ルイス・スティーブンソンはこう書いています。
「世間があなたに押しつけることにありがたく同意するのではなく、自分自身が本当にしたいことを知ることが、魂を生き生きとさせる」
(本文より)