雪の写真家ベントレー
「雪の写真家ベントレー」
J.B.マーティン/作
M.アゼアリアン/絵
千葉茂樹/訳
BL出版
税込価格1,470円
1865年。ウィルソン・ベントレーは、アメリカの豪雪地帯にある小さな農村に生まれました。
生涯ひたむきに、雪の結晶を追い続けたベントレーの伝記絵本
こんにちは。スタッフのSです。
先日熊本に雪がふりましたね。朝起きたら、外が一面まっ白でびっくりしました。
今日、私たちは様々な雪の結晶の写真を見ることができます。
ベントレーが撮った写真も、見たことがあるかもしれませんよ。
ベントレーは、その生涯を雪の研究に捧げた人です。
豊かな自然に囲まれた土地に暮らし、自然を愛していたベントレー少年は、何にも勝り雪が大好きでした。
初めて顕微鏡で見た雪の結晶の美しさ。
何度も失敗を重ね、雪の結晶の撮影に成功した時の喜びなどがいきいきと描かれています。
「雪なんて、土と同じでめずらしくもない。写真なんかいらない。」と、彼に理解を示さない人もいましたが、ベントレーは研究を続け、取り続けた雪の結晶の写真が、いつしか世界中の人々を喜ばせるようになりました。
ベントレーは、1931年に亡くなりました。
吹雪の中を10キロも歩いたためにかかった、肺炎が原因でした。
生涯を雪の研究に尽くした、彼らしい最期だと思います。
ベントレーの記念碑にはこう刻まれています。
“雪を愛したベントレー”
ジェリコが生んだ
世界的な雪の専門家
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