マスターの教え

ながしょ

2010年01月23日 11:10

ジョン・マクドナルド/著 山川紘矢/訳 山川亜希子/訳

出版社名 飛鳥新社
出版年月 2001年6月
ISBNコード 978-4-87031-470-2
(4-87031-470-3)
税込価格 1,050円
頁数・縦 126P 18cm





ぼくは自分の運命の主人だ。
そして、ぼくは自分の人生を、自分が望むとおりにすることができる。



この奇蹟のような小さな本のいきさつは、ほとんど何もわかっていません。

それはカリフォルニア出版という名の出版社から、1929年に出されましたが、この出版社はすでになく、著者についても何の情報も発見できませんでした。

私たちにわかったことといえば、作者はおそらく並はずれて賢い人物だったということだけです。
なぜならば、彼が強力なパワーの持主であり、簡潔でありながら、とても役に立つ本を書ける人物であったことは確実だからです。

(「出版にあたって」より)



こんにちは。スタッフのIです。

今日、ご紹介するのは、「マスターの教え」という本です。

上にご紹介したように、この本がどのように出版されたのか、詳しいことはわかっていません。

その本が、不思議な縁のつながりで、別の出版社から1993年に再出版されたようです。

70年以上も世界中で読み継がれてきたこの小さな本にはシンプルな知恵がつまっています。



次の真理を忘れないでください。

あなたが、誰かに、あるいは何かに抵抗すると―それが批判、羨望、嫉妬、にくしみ等、思いであれ、発言や行動であれ―あなたは必ずその相手を助け、しかもそれに比例して、自分自身を弱めてしまいます。

なぜでしょうか?

あなたは自分の進歩のためにとても大切なあなたの生命力の一部を、その人や物に、わざわざ移転させてしまうからです。

ひどい怒りを爆発させてから、すっかり疲労困憊してしまった人を、実際に目撃したことはありませんか?
疲労困憊こそ大きな消耗なのです。

他人を助けるかもしれませんが、あなたにとっては大きな損失です。
これは生命力の移転が激しい形で起った一つの例です。

(本文より)


怒りは大きな力を持っているように見えますが、実は相手に力を与え、自分を弱めてしまうものなんですね。

確かに、何かにいらいらしたり、怒りを抱えていると、いつまでもそのことが頭の中に残っていて、ほかのことをしているときも、その目の前のことを純粋に楽しむことができません。


目の前においしいケーキがあるというのに、昨日食べたまずいラーメンのことをいつまでも考えているようなものです。

そしたら目の前のおいしいケーキもなんだかまずく感じてしまいますよね。


だけど、怒りがわいたときにそれを抑えることはとっても難しいこと。

怒りに対して、それを抑えようと抵抗することは、この真理のとおり、怒りに力を与えてしまうことです。


抵抗すれば増える、受け入れると消える。

これが真理だとすれば、どんな感情もあるがままに受け入れていくことが、幸せへの一番の近道なのかもしれませんね。


何にでも抵抗する癖がついている人は、もしかしたら幸せが目の前にあらわれたとしても、それに抵抗してしまうかもしれません。

「私なんかが幸せになれるはずがない・・」「こんな幸せが自分の元に来てくれるはずがない・・」


そのまま、ありのままに受け入れることはそれだけ難しいことなのですね。


私は自分の運命の主人になることを、心から受け入れます。

あなたも、あなたの運命の主人になることを心から受け入れてください。


一緒に幸せな世界を創造しましょう。




今日も幸せな一日になりますように。








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