マザー・テレサ日々のことば

ながしょ

2009年12月08日 11:10

マザー・テレサ/著 ジャヤ・チャリハ/編 エドワード・レ・ジョリー/編 いなますみかこ/訳


出版社名 女子パウロ会
出版年月 2009年11月
ISBNコード 978-4-7896-0681-3
(4-7896-0681-3)
税込価格 1,260円
頁数・縦 419P 15cm







愛には限界がありません。
神は愛であり、愛は神だからです。

ですから、あなたがほんとうに神の愛のうちにいるなら、
神の愛は無限なのです。

だからこそ、こう言うのです。

どれだけたくさんのことをするかが問題なのではなく、

どれだけたくさんの愛をその行為にこめるかが大切なのです。


こんにちは。スタッフのIです。

今日、ご紹介するのは「マザー・テレサ日々のことば」という本です。

1月1日から12月31日までのマザー・テレサの日々のことばが載っている本です。

私はマザー・テレサにまつわるお話の中で、「戦争反対の運動には参加しませんが、平和運動には喜んで参加します」という言葉が好きです。

このお話を聞いたとき、マザー・テレサは、現在は「引き寄せの法則」と呼ばれる真理のしくみをちゃんと知っていて行動していたのだなぁと思いました。

つまり、自分が意識を集中することが(それに賛成しようが反対しようが関係なく)、自分のもとに引き寄せられるということです。

このことはこんなふうに簡単な言葉で言い表すことができます。
「憎しみを憎むのではなく、愛を愛する」
それが私たちが喜び溢れる世界へたどりつけるいちばん簡単な方法です。

この本の中では、マザー・テレサはこんなふうに言っています。


平和をもたらすために働くのなら、
なぜ戦争を減らすために働かないのですか?
と、尋ねる人たちがいます。

もしあなたが、平和のために働くのなら、
その平和は戦争を減らします。

わたしは、政治とかかわりを持つつもりはありません。
戦争は、政治のひとつの結果ですから、
わたしは政治には関係しない、ただそれだけです。

もしわたしが政治の世界に首を突っ込んだら、
愛することをやめることになるでしょう。

そうすればわたしは、皆にではなく、
一方の側につくことになります。
そこに違いがあります。

平和をもたらすために、
銃や爆弾は必要ではありません。

愛と思いやりの心が必要なのです。
神の平和を輝かせましょう。

神の光をすべての人の心にともし、
世界中の、すべての憎しみと権力への愛着を
消し去ってしまいましょう。

(本文より抜粋)


北風と太陽というお話を知っていますか?

旅人の上着を脱がすために、北風は強く吹きつけます。
これは相手に何かをさせるために強制や圧力をかけるということです。
旅人はなお小さく縮こまり、上着を離さないようにがんばるでしょう。

反対に太陽は暖かく照りつけます。
これは愛をもって接するということ。
あたたかさに触れた旅人は自然に上着を脱ぐでしょう。

愛はすべてを動かす力になります。
怒りや激情は一見強い力に見えるかもしれませんが、本当は弱さのあらわれです。

お互いに、心の底から愛し合っている人たちは、
この世でいちばん幸せです。

彼らは少ししか、
いいえ、まったく何も持っていないかもしれません。

でも幸せなのです。
すべてのことは、
どのように愛し合うかにかかっているのです。



今日も幸せな一日になりますように。






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