絵ときゾウの時間とネズミの時間
たくさんのふしぎ傑作集・はっけん
本川達雄/文 あべ弘士/絵出版社名 (有)福 音 館 書 店
出版年月 1994年4月
ISBNコード(13桁) 978-4-8340-0193-8
ISBNコード(10桁) 4-8340-0193-8
税込価格 1,365円
おおきいと、いいことがある。
小さいと、いいことがある。
大きい動物も小さい動物も、
みんな生きている。
こんにちは、スタッフのKです。
今日はお休みなので家でのんびりしていました。
家の中にいても太陽のパワーを感じますね。
みなさんは、このあつい夏をどう過ごされていますか?
子どもたちは、ながい夏休みに入りましたね。時間をもてあましているのでしょうか。最近では子どももいそがしくなっているそうですが・・・
この本はそんな時間について書かれています。
ゾウはネズミと比べるとずっと長生きですが、一生のあいだに心臓がうつ回数はゾウもネズミもおなじなのだそうです。
私たちからみると、かなりせかせかしているネズミ。でもネズミの感覚ではそうでもないのでしょうね。
ネズミにはネズミの時間。ネコにはネコの時間。
イヌにはイヌの時間。ゾウにはゾウの時間。
動物たちには、それぞれにちがった自分の時間がある。
それぞれの動物は、
それぞれの時間の中で生きている。
おなじ1時間でも、子どもは大人よりも代謝がいいので、時間をながく感じてしまうというような話を聞いたことがあります。
たしかに、子どものころは、いまよりも時間がながく感じられていたように思います。
本書は時間だけではなく、”体の大きさがちがったら、食べる量はどうかわるか”という問題についてもふれています。
体重が10倍なら、食べる量も10倍なのでしょうか?それとも表面積によってちがうのでしょうか?
みなさんはこの問題、わかりますか?
このように、子どもの好奇心をくすぐるようなテーマを、わかりやすく解説しています。また、子どもだけではなく、おとなも楽しめる絵本です。
あべ弘士さんの豪快なイラストも見ごたえがありますよ。
この夏休みにぜひ、親子で読んでみてください。
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