ブッダ

ながしょ

2009年07月25日 11:10

ディーパック・チョプラ/著 大沢章子/訳

出版社名 主婦の友社
出版年月 2008年4月
ISBNコード 978-4-07-256254-3
(4-07-256254-8)
税込価格 2,625円
頁数・縦 446P 20cm






「恐れる心は大きな力を持っているが、それは真実を告げるふりをしているだけだ」




こんにちは。スタッフのIです。

今日、ご紹介するのは、「ブッダ」という本です。

この本は、全米のスピリチュアル・リーダーであるディーパック・チョプラ氏が書き下ろした初「小説」です。
生身の人間である王子シッダールタが、さまざまな苦難を経て悟りを開くまでを描いた物語です。


「ときには自分の本当の姿を見せなければならないことがある。
日常の戦いに夢中になっている人々は、幻想の虜になってしまっている。

そんなときは、ただ一つだけ思い出すのだ。

それは、あなたがたには魂を照らす光が備わっているということだ。

そして必要なときには、それを示すべきだ」



光を照らす方法、それは自分のなかに光があることを思い出すことです。

自分のなかにないものは、与えることもできないからです。


光は目には見えません。見えるのは、光に照らされたもの(反射した光)だけです。

あなたが照らした光が反射した光を、あなた自身が見るとき、そのとき初めて自分が光であることを思い出すことができるでしょう。


あなたの光は何を照らしますか?


「人のそれぞれの人生は、クモの巣のように張りめぐらされたカルマ(宿命)の網の目に編み込まれており、始まりも終わりもない。

どの人の人生もほかの人の人生と絡みあっていて、この自然界自体があらゆる存在物からできた巨大な網の目であることを理解しない限り、あなたがたは、自分が本当は誰であるのか知ることができない。

カルマを打ち破るために必要なのは、それと戦うことではなく、カルマを受け入れることが希望へと続く唯一の道だと知ることなのだ」



大切なのは戦うことではなく、受け入れること。

よく、「病と戦う」という言葉を耳にしますが、本当に病気が治った人は、病気に打ち勝った人ではなく、病気を本当の意味で受け入れることができた人です。

病気が自分の中にある限り、それは自分とは別のものではなくて、自分の一部であるはずです。

どんな自分も受け入れることができたとき、自分をはじめて好きになることができる。

そのとき、欠点は愛すべき長所になるでしょう。


いろんな糸、いろんな色を使って、その壮大な自分だけのタペストリーを完成させていきましょう。

すべての人、すべての出来事は、わたしたちに必要な、完璧なギフトです。



たての糸はあなた

よこの糸はわたし

織りなす布は いつか誰かを

暖めうるかもしれない

(中島みゆき「糸」より)



あなたの布は誰の心を暖めますか?

凍える誰かを暖めることができる布を、わたしたちは誰もが持っています。

その布は、みんなで作りあげたものだから。



今日も幸せな一日になりますように。




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