愛とは、怖れを手ばなすこと

ながしょ

2009年07月07日 11:10

サンマーク文庫 E-45
ジェラルド・G.ジャンポルスキー/著 本田健/訳

出版社名 サンマーク出版
出版年月 2008年6月
ISBNコード 978-4-7631-8443-6
(4-7631-8443-1)
税込価格 570円
頁数・縦 174P 15cm






感情には二種類しかない。

一つは愛で、もう一つは怖れである。

愛は私たちにとっての真実であり、怖れは私たちの心がつくり出すもの、したがって実在しないものである。




こんにちは。スタッフのIです。

今日、ご紹介するのは、「愛とは、怖れを手ばなすこと」という本です。

この本は以前に紹介した「愛と怖れ」の新訳文庫版です。

とても読みやすくなって、表紙も綺麗になっていますので、おすすめ本としてまたここでご紹介させていただきました。


私たちは自分の外の世界を変えることはできないし、他人を変えることもできない。

変えることができるのは、自分が世界をどう見るか、他人をどう見るか、そして自分自身をどう見るか、である。

他人や世界を変えようとするとき、ものすごく苦しくなります。
どうして思い通りにならないんだろう?どうしてあの人は私のことをわかってくれないんだろう?となります。

だけど、変えることができるのは何かということがわかると、何に意識を集中したらいいのかがわかるようになります。
変えることができるのは、自分の世界の見かた、他人の見かた、自分自身の見かたです。

サングラスをかけて世界を見ると、世界が暗く見えるでしょう。
このとき、世界が暗いと文句をいうのは筋違いです。
世界が暗いのではなくて、世界を見る目の方が暗いのです。


何か大きな失敗をしてしまったとき、外を歩いているだけで、まわりの人たちがみんな自分のことを笑っているように見えることがあるでしょう。

何か大きな喜びに包まれているとき、外を歩いているだけで、まわりの人たちみんなが自分のことを祝福してくれているように感じることがあるでしょう。

悲しみのサングラスをかけているとき世界はブルーに、喜びのサングラスをかけているとき世界はバラ色に見えます。


世界そのものは変わらなくても、自分の世界の見かたを変えると、世界は変わるのです。


愛をもって世界を見ると、世界は愛にあふれていて、憎しみをもって世界を見ると、世界は憎しみにあふれているでしょう。

世界とは、心を映し出す合わせ鏡なのだから。




今日も幸せな一日になりますように。












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