蓮華
おまえ次第さ
自分で決めろよ
「人」だろ?
浅田弘幸作品集 1
蓮華
著者 浅田弘幸
出版社名 集英社
出版年月 2009年6月
ISBNコード 978-4-08-618898-2
税込価格 650円
頁数・縦 309P 16cm
分類 文庫/コミック文庫/集英社漫画文庫
[簡単なあらすじ]
大戦を終わらせる為に現れた人斬り人形―極楽浄土を象徴する花の名を持つ男・連華。
その仕掛けの右腕で斬られた者は、痛みさえ憶えずそこにいけるという。
…だが、人を斬ることしか知らないはずのその人形は、殺戮の中でいつしか心を持ち、人になりたくなってしまった。
いま、生まれ落ちたばかりの心で、人斬り蓮華の旅が始まる。
(浅田弘幸作品集1 連華 裏表紙より)
こんにちは。
スタッフのNです。
とうとうこの日がやってきた、という感じです。
蓮華を読んだのは、確か小学生の頃。
感想は「すげぇ!!」の一言に尽きました。
表紙のかっこよさといい、絵の美しさといい、浅田氏は当時から私を魅了しまくりでした。
続きはいつ出るのだろうか、などとわくわくしていたものです。
だって、「蓮華 1」ってかいてあるもの。
しかし、2巻はいつまでたっても出なかった。
これまで読み切りが2度ありましたが、2巻の気配はどこにもない。
コミックスのおまけマンガでも、だんだん「蓮華の2巻は…」という話題は見かけなくなりました。
そして、とうとう「2巻が出ることなくコミック文庫化」してしまったのです。
大人になった私は、半分諦めの気持ちを抱きつつ、心のどこかで「いつか2巻が出るはずだ」という希望を捨てきれないでいました。
しかし、今回文庫化されたことで2巻が出る確率というのは非常に低くなりました。
それでも、たとえ2巻は出ないにしても、今後も浅田氏の読み切りで「蓮華」が読めるかもしれないという希望はまだ残っています。
浅田氏のブログにもそう書いてあったのだから期待して待つことにします。
コミック文庫版 連華には、1巻に収録されていた作品にくわえ、過去の読み切り作品「寒薔薇の国」とコミックス初収録「ふたつの忍花」が収録されています。
#1~#5までで11年経過していますので、絵のクオリティが違ったりしているのですが、今見てもやっぱりかっこいい。
初めて読んだ日の「すげぇ!!」と感じた気持ちをリアルに思い出せます。
テガミバチがお好きな方、上記の[簡単なあらすじ]に興味を引かれた方、ぜひ一度読まれてください。
最後に告知を…
同時発売で、「BADだねヨシオくん!」も文庫化されています。
そして来月は「眠兎」が表紙描き下ろしで文庫化の予定と、目が放せない状態ですよ!!
関連記事