人生の重荷のほどき方

ながしょ

2009年06月02日 11:10

ロゼット・ポレッティ/著 バルバラ・ドッブ/著 浅岡夢二/訳

出版社名 PHP研究所
出版年月 2006年2月
ISBNコード 978-4-569-64771-5
(4-569-64771-5)
税込価格 1,260円
頁数・縦 184P 19cm







こだわりを手放して楽になる

それは、相手を裁くことではありません。
そうではなくて、相手を全面的に受け入れることです。







こんにちは。スタッフのIです。

今日、ご紹介するのは、「人生の重荷のほどき方」という本です。

この中の象の赤ちゃんの話がとても印象的なのでご紹介したいと思います。


インドの北の方では、象の赤ちゃんが生まれると、木の根もとにその赤ちゃんを細いロープで縛りつけます。

赤ちゃんは、ロープを引きちぎろうとしますが、どうしても切ることができません。
何度も試みるうちに、ついに赤ちゃんはそれをあきらめてしまいます。

そして、自分の境遇を受け入れるのです。

やがて赤ちゃんは立派な象になりますが、その細いロープを引きちぎろうとはしません。
実際に試みれば、簡単に引きちぎれるにもかかわらず、そうしようとはしないのです。

こうして、この象は、死ぬまで、自分の思い込みと習慣に支配されて、細いロープにつながれたまま不自由に生きるのです。

(本文より)



細いロープにつながれたまま、自分はここから動けないとあきらめていませんか?

ただ一度の失敗で、それは自分には永久にできないのだと思い込んでいることはありませんか?

ノミは自分の身長の何十倍も高くジャンプすることができますが、ガラス瓶にしばらく入れられたノミは、そこから出した後もそのガラス瓶の天井より高く飛ぶことはできなくなってしまいます。

自分はそれ以上は高く飛べないと、あきらめてしまっているからです。


自分の限界を決めているのは誰でしょう?

ここまでしかできないと、線を引いているのは誰でしょう?

細いロープも、ガラスの天井もただのきっかけにすぎません。

自分の限界を決めてしまうのはいつも自分の心です。


何かをやる前に「そんなの無理」「できっこない」と決め付けていませんか?

自分に対してだけではなく、人に対しても、「あなたには無理」「できるわけない」と決め付けていることはありませんか?

誰かから、「おまえには無理」「できない」と言われたことを、そのまま信じ込んでいませんか?


できるか、できないかの質問の答え、それはすべて「できる」です。

電話も、インターネットも、飛行機も、すべてそれが「できる」と信じた人の心から生まれました。


さぁ、できると信じてみましょう。

その、とてもはずせないと思い込んでいた頑丈な鎖は、すでに腐れていて、簡単にはずすことができます。

鳥かごの扉は鍵がかけられたこともなく、最初からずっと開いています。

目の前にはいつも、大きな青空が広がっています。


「できる?」

「大丈夫、必ずできるさ」




今日も幸せな一日になりますように。








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