こんたのおつかい
「こんたのおつかい」
田中友佳子/作・絵
徳間書店
税込価格1,470円
こんにちは。スタッフのSです。
「こんたのおつかい」の表紙、こぎつねがかわいいですね~。
天気もよくてあたたかそうで、手にお花をもっちゃって、
なんだほのぼのかわいいおつかいの絵本かと思っていると、いい意味で騙されます。
こぎつねはお母さんから、お豆腐やさんまでおつかいを頼まれます。
今日の晩ごはんは、いなりずし
買ってくるものを忘れないように、「おあげ おあげ おあげ おあげ」と呪文みたいに繰り返しながら、はりきってでかけました。
よくあるおつかいのお話に見えますが…
普段『通ってはいけない』と言われている「もりのみち」に足を踏み入れたことから、こぎつねは恐怖体験を味わうはめになるのです!
「おにだぞう」 ひいい
「もりのみち」は通る者を、てんぐや、おにや、おばけがおびやかす怖ーい道です。
筆の線で中々おそろしげに描かれているので、これは「三びきやぎのがらがらどん」のトロル並に怖いかもしれません。
てんぐからほうほうの体で逃げたこぎつねは、あんまりびっくりしたので「てんぐ てんぐ てんぐ てんぐ…」と繰り返しながらお豆腐やさんを目指します。おにと遭遇した後は、「おに おに おに おに…」と繰り返しながら。おあげだよ!と教えたくなります。
ページをめくると現れる迫力あるおばけを、たっぷり怖がってください。
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