超シンプルなさとり方

ながしょ

2009年05月19日 11:10

5次元文庫 Zト1-1
エックハルト・トール/著 飯田史彦/責任訳

出版社名 徳間書店
出版年月 2007年11月
ISBNコード 978-4-19-906003-8
(4-19-906003-0)
税込価格 580円
頁数・縦 189P 15cm








「光に照らされると、すべては姿を現わす。

光に照らされたものは、すべて光となる」





こんにちは。スタッフのIです。

今日、ご紹介するのは、「超シンプルなさとり方」という本です。

著者のエックハルト・トールは以前にご紹介した、「世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え」を書いた方です。

この中で、エックハルト・トールは、世界に存在するのは「いま」だけで、過去や未来はすべて幻である(思考の中だけに存在する)と言っています。

そして「いまに在る」ことこそが、幸福への鍵だと言っています。


あなたは不安ですか?
「もしも〜だったら?」という考えを、いつも抱いていますか?

そうならば、思考が未来の状況をイメージすることで、恐れをつくりだしているのです。
未来の状況に、いま、とりくむことはできません。
なぜなら、それは、そもそも存在しないものなのです。

それは思考の中の幻なのです。
健康にも人生にも有害な、これらの習性をとりのぞくには、「いまに在る」ことです。
ただ、それだけでいいのです。



「恐れ」という心理状態は、目前の確固たる危険と、直接に関係しているわけではありません。
「恐れ」は、不快感、不安、いらだち、緊張、心配、病的恐怖など、さまざまなかたちで表われます。

この種の恐れの気持ちは、いつでも、「いま、起こっていること」ではなく、「これから起こるかもしれないこと」に対するものです。
あなたがいるのは、「いま、ここ」です。

それなのに、あなたは「未来」を見ているのです。
このギャップが、不安などの、望ましくない意識を生む元凶なのです。



時間に、つまり「過去と未来」に焦点を当てるほど、もっとも貴い「いま」を、見失ってしまいます。
なぜ、「いま」が一番貴いのでしょうか?

答えは簡単です。
「いま」こそが、「唯一のもの」だからです。
存在するのは、それだけです。

永遠の「いま」こそが、わたしたちの人生のすべてがくりひろげられ、内包された空間であり、唯一の現実なのです。
「いま、この瞬間」が、人生なのです。
人生は、「いま」だけなのです。

(本文より抜粋)




私たちは普通に今を生きてると思っているかも知れませんが、私たちの思考のほとんどは過去や未来に奪われています。

あのときああすればよかった、この先どうしよう、など、心はいつもすでに変えられない過去のことや、まだ起こってもいない未来のことに夢中です。


いま、目の前にすばらしい景色が広がっていたとしても、心がそのような心配事にとらわれていたら、その景色を楽しむことさえできません。


私はある日、とても心配事を抱えたまま道を歩いていました。

景色はとてもぼんやりして、何も目に入ってきませんでした。


そしてまた別の日、今度は平安な気持ちで同じ道を歩いていました。


そしたら、道端に咲いているたくさんのきれいな花に気づくことができたのです。

同じ道ですから、前回歩いたときも、その花たちは目に入っていたはずです。

だけど、心が未来への不安に奪われていたために、気づくことができなかったのです。


「いまに在る」とは、いま目の前に差し出されている贈り物を両手を伸ばして受け取るということです。

神様がせっかくすばらしい贈り物を差し出してくれていても、私たちが上の空でそれに気づくことさえできなければ、受け取ることもできません。



神様から差し出されている祝福の花束を見過ごしていませんか?

「いま」ではなく、過去や未来の、後悔や心配事で頭がいっぱいになっていませんか?


いつ、幸せになりましょうか?

いま、なりましょう。


神様からのプレゼントはいつも私たちの目の前に差し出されています。

いつ、受け取りますか?

そうです、いまですね。




今日も幸せな一日になりますように。







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