魔法の学校

ながしょ

2009年04月04日 11:10

エンリケ・バリオス/著 さいとうひろみ/訳

出版社名 徳間書店
出版年月 2005年4月
ISBNコード 978-4-19-862003-5
(4-19-862003-2)
税込価格 1,680円
頁数・縦 345P 20cm






あなたの限界はあなたの頭の中にあるんだ。

可能だと受け入れたことはすべて“できる”。

あなた以外にあなたを制限する人なんていない。


あなたを押さえ込んでるのは、あなただけなんだ。

あなたの中に、すべてを叶えるすべがある。


(本文より)


こんにちは。スタッフのIです。

今日ご紹介するのは、エンリケ・バリオスさんの「魔法の学校」という本です。

エンリケ・バリオスさんは「アミ 小さな宇宙人」を書かれた方で、とても愛に溢れたワクワクする文章を書かれるので、私は大好きです。

この本の中では、魔法の使い方を、優しく、ときに厳しく、ユーモラスに教えてくれます。
ここでいう「魔法」とは魔術とかおどろおどろしいものではなくて、私たちがほんとうの自分を生きる方法、つまり幸せな奇跡の起こし方のようなことです。

誰もがほんとうは「魔法使い」であり、自分の人生に魔法をかけているのですね。

この自分が自分にかける「魔法」ですが、とびきり幸せな夢の魔法もあれば、自分を縛りつける苦しい魔法もあります。

苦しい魔法とは、自分に限界をもうけて諦めてしまうことや、何かを「怖れる」ことです。



たった一つぼくたちが恐れるべきなのは、恐怖というものなんだ。

恐ろしいと思うことが、恐怖を実現し、どんどん大きくなっていく。

恐怖を無視すれば、あなたの個人的な世界から恐怖を一掃することができる。



恐怖とは一つの信念の形だ。

そして、信念とは「確信」なんだ。

そして、「確信」は実現してしまう…。

でも、あなたにはどんな「確信」がいいかを選ぶ自由がある。




「確信」(確実に信じること)にはとても大きなパワーを持っています。


こういうお話があります。

ある男が巨大な冷蔵庫に入って掃除していて、閉じ込められてしまいました。
その男はかわいそうに数時間後に凍死をしてしまいます。
しかし、男がなぜ凍死をしたのか誰もが理解できませんでした。
その冷蔵庫の電源は初めから「入ってはいなかった」のです。

男の信じる力が自分の命を奪ってしまったのでした。


人間の信じるという力は、このように文字通りに自分を殺すことも生かすこともできます。


何かを強く信じたとき、それはほんとうになるのです。


自分でかけた自分を縛る魔法なら、自分で解いていきましょう。

自由を信じるなら自分は完璧に自由になるし、不自由を信じるなら自分は限りなく不自由になります。


自分がほんとうは、自分の人生を自分の創りたいように創造している「魔法使い」だってことを、「信じる」ことができますか?



今はまだ眠っている魔法使いのその両手を、あなたが思い出せますように。










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