おめでとうのいちねんせい
「おめでとうのいちねんせい」
糸井重里・詩
日比野克彦・絵
小学館
税込価格1,260円
スタッフのSです、こんばんは。
糸井重里と日比野克彦さんによる、まぼろしの詩集がこのたび復刊されました。
小学一年生になった子どもの、驚きと楽しみの毎日と、ちょっぴり無常をみずみずしく歌っています。
そのうちの一篇をご紹介します。
「おめでとうのいちねんせい」
でんわがなったよ
おめでとうって
ぼくが いちねんせいになったからだ
また でんわがなったよ
おめでとうって
ぼくが おおきくなったからだ
さくらが さいたよ
おめでとうって
ぼくが いちねんせいになったからだ
そりゃあ むかしは
おむつをしてたかもしれないけど
そりゃあ むかしは
おっぱいのんだり ないたりもしてたけど
ずっとずっと むかしの はなしさ
ぼくは おめでとうの
いちねんせいになったんだ
飼い犬から、小さな飼い主さんに宛てた「いぬからのてがみ」という詩もいいなあ…と思いました。「学校は楽しいですか?あなたの通っている学校に、いつかつれていってください」という犬の気持ちをうたった詩。おぉ…犬よ…。
新一年生に、おめでとうの気持ちをこめて贈る一冊です。
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