ゆるすということ
サンマーク文庫 E-39
ジェラルド・G.ジャンポルスキー/著 大内博/訳
出版社名 サンマーク出版
出版年月 2006年6月
ISBNコード 978-4-7631-8421-4
(4-7631-8421-0)
税込価格 530円
頁数・縦 166P 15cm
ゆるしとは過去の傷を喜んで手放すことです。
つまり、これ以上苦しむのをやめ、心と魂を癒そうと決めることです。
憎しみや怒りには価値があるという考えを手放すことです。
自分に何かが起こったからといって人や自分を傷つけるのはやめることです。
人を裁いたりせず、目を開いて、その人のなかに光を見いだすことです。
(本文より)
こんにちは。スタッフのIです。
今日、ご紹介するの本は「ゆるすということ」です。
「ゆるす」という言葉の意味、みなさんはどのように考えていますか?
「我慢して相手に折れてやる」という感じでしょうか?
そこには「ゆるしてあげる」「勘弁してあげる」という意味合いが付きます。
それは結局は形だけで、本当はゆるしてはいないということと同じです。
本当のゆるしとは、相手の罪をなかったことにすること、つまり罪なんてはじめから存在していないということを、心の底から認めるということです。
そして相手をゆるすということは、結局のところ、自分をゆるすということにつながります。
ゆるせない自分をゆるすということなのだから。
ゆるすとは、相手が何もしても怒らないということではありません。
本当の相手を見つめて理解してあげるということです。
もしも相手が何かにおびえ、怖れ、不安にかられて、あなたに何かをしてきたとしても、その理由がわかっているあなたは、きっとその行動を、相手を理解し、ゆるしてあげることができるでしょう。
人をゆるすことができないと感じるなら、まずそのゆるせないでいる自分をゆるしてみましょう。
自分の怒りを理解し、わかってあげて、抱きしめてあげて、解放してあげるのです。
それがきっと、自分を愛するためのすばらしい一歩です。
「ゆるさない」は自分も相手も永遠に閉じ込めますが、「ゆるす」は自分も相手も永遠に解き放ちます。
私たちは、自分をゆるすことで人をゆるすことができ、自分を愛することで人を愛することができるのだから。
今日も幸せな一日になりますように。
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